市場ニュース

戻る
 

【市況】25日の株式相場見通し=北朝鮮の地政学リスクで買い手控え、円高進行も懸念材料

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、きのうの大幅上昇の反動により、利益確定の売りも想定されることから、日経平均株価は一服商状となりそうだ。25日は、北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年に当たり、核実験やミサイル発射などのへ懸念が買い手控え姿勢につながる。外国為替市場での円高・ドル安進行も懸念材料となりそうだ。25日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=109円70銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 24日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比216.13ドル高の2万763.89ドルと大幅反発した。仏大統領選の第1回目の投票で、中道独立系候補のマクロン元経済産業デジタル相がトップに立ち、5月7日の決選投票でも優位と見られている。これに伴い、フランスが欧州連合(EU)から離脱する可能性が低下したとの受けとめが広がり、投資家心理が改善し買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比73.297ポイント高の5983.819と過去最高値を更新した。

 日程面では、仮想デスクトップに関連する製品開発、販売およびコンサルティングサービスの提供を手掛けるアセンテック<3565>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、3月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年、米4月の消費者信頼感指数、米3月の新築一戸建て住宅販売が焦点なる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均