【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 北川精機、ＮＳＷ、奥村組 (24日大引け後 発表分)

　24日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　北川精機 <6327> [ＪＱ]　　★今期経常を65％上方修正
　◆17年6月期の連結経常損益を従来予想の2億円の黒字→3億3000万円の黒字(前期は8300万円の赤字)に65.0％上方修正。自動車部品製造・樹脂成形装置などの堅調な受注を背景に、工場稼働率が向上し採算が改善することが寄与。合理化施策の徹底も利益押し上げの要因となる。

　奥村組 <1833> 　　★前期最終を36％上方修正、配当も8円増額
　◆17年3月期の連結最終利益を従来予想の100億円→136億円に36.1％上方修正。増益率が15.9％増→57.8％増に拡大する見通しとなった。工事採算の改善に加え、貸倒引当金繰戻額や為替差益が発生したことが利益を押し上げた。繰延税金資産の計上に伴う税金費用の減少も上振れに大きく貢献した。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の25円→33円(前の期は21円)に大幅増額修正した。

　不二サッシ <5940> [東証２]　　★前期最終を3.1倍上方修正
　◆17年3月期の連結最終利益を従来予想の14億円→43億円に3.1倍上方修正。増益率が9.7％増→3.4倍に拡大する見通しとなった。繰延税金資産の計上に伴い、税金費用が27億円減少したことが最終利益を大きく押し上げた。

　ＮＳＷ <9739> 　　★前期経常を一転19％増益・16期ぶり最高益に上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→24.5億円に22.5％上方修正。従来の3.1％減益予想から一転して18.7％増益を見込み、一気に16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。製造業や官公庁向けシステム開発案件などの受注が堅調に推移する中、人件費や研究開発費が想定を下回ったことが利益上振れの要因となった。予想PERが16.6倍→12.7倍に低下し、割安感が強まった。

株探ニュース