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【市況】24日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と反発、香港系銘柄の上げ目立つ(訂正)

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

下記のとおり修正します。
(誤)4139.48ポイント
(正)24139.48ポイント

週明け24日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比97.46ポイント(0.41%)高の24139.48ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が57.61ポイント(0.57%)高の10107.63ポイントとそろって反発した。売買代金は655億500万香港ドルとなっている(21日は611億2600万香港ドル)。

仏大統領選の不透明感がやや後退したことで安心感が広がる流れ。複数の世論調査では、「決選投票は比較的穏健なマクロン候補が反EUを掲げるルペン候補を抑えて勝利する」との見方が優勢となっている。保護主義的な動きが広がるとの警戒感が薄れた。本土株の下げを嫌気して売られる場面がみられたものの、終盤に入り再び買いの勢いが強まっている。取引時間中に欧州市場がスタートし、主要指標が軒並み急伸したこともプラスだ。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系の銘柄群が高い。長和グループ系インフラ投資会社の長江基建集団(長江インフラ:1038/HK)が4.1%、電力大手の電能実業(6/HK)が3.1%、香港財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が2.0%、域内銀行大手の恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が1.8%ずつ値を上げた。

H株金融セクターもしっかり。新華人寿保険(1336/HK)が2.6%高、中国人民財産保険(2328/HK)が1.5%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.3%高、広発証券(1776/HK)が2.2%高、中国農業銀行(1288/HK)が1.1%高で引けた。

半面、鉄鋼やセメント、非鉄など素材セクターはさえない。馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.4%安、鞍鋼(347/HK)が2.5%安、中国建材(3323/HK)が4.3%安、北京金隅(BBMG:2009/HK)が1.0%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.2%安、江西銅業(358/HK)が1.2%安で引けた。

本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.37%安の3129.53ポイントで取引を終えた。約3カ月ぶりの安値水準に落ち込む。ゼネコン株や素材株の下げが目立った。発電株や不動産株、自動車株、証券株の一角も安い。


【亜州IR】

《HT》

 提供:フィスコ

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