【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ドリコム、コア、トーエネック (20日大引け後 発表分)

　20日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ドリコム <3793> [東証Ｍ]　　★前期経常を43％上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の5.6億円→8億円に42.9％上方修正。昨年11月にリリースしたスマートフォン向けゲーム「ダービースタリオン マスターズ」の好調に加え、既存の他社配信アニメ版権ゲームなどの課金収入が伸びたことが収益を押し上げた。

　トーエネック <1946> 　　★前期経常を46％上方修正、配当も6円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の54億円→79.1億円に46.5％上方修正。減益率が34.2％減→3.6％減に縮小する見通しとなった。親会社である中部電力以外の電気工事の遅れなどで売上は計画を下回ったものの、採算管理の徹底や工事施工の効率化による工事採算の改善が利益を押し上げた。
　　業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の11円→17円(前の期は14円)に大幅増額修正した。予想PERが14.9倍→9.5倍に急低下し、割安感が強まった。

　コア <2359> 　　★前期経常を36％上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→12.2億円に35.6％上方修正。増益率が11.1％増→50.6％増に拡大する見通しとなった。利益率の高い次世代車載システムや電子テロップの販売が想定より伸びたことが寄与。プロジェクト管理の徹底による生産性向上も上振れに貢献した。

　アセチレン <4093> [東証２]　　★前期経常を一転18％増益・最高益に上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→22億円に22.2％上方修正。従来の3.2％減益予想から一転して18.3％増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。自動車部品メーカーの設備投資需要の増加を背景に、自動車機器の販売が好調で、売上が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

株探ニュース