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【市況】目先は底入れを探る展開が続きそう/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 18日のNY市場は下落。英国のメイ首相は、下院を解散して6月8日に総選挙を実施する意向を表明するなか、先行き不透明感から欧州市場が全面安となったことが嫌気されている。また、決算発表が本格化するなか、主要企業の冴えない決算なども重しとなった。ダウ平均は113.64ドル安の20523.28、ナスダックは7.32ポイント安の5849.47。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の18330円。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行しよう。円相場が1ドル108円40銭辺りと円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせそうだ。ボリンジャーバンドでは-1σと-2σとのレンジ内での推移が続いており、昨日の上昇で-1σに近づいた格好。まずは-1σを明確にクリアできるかを見極めたいところだが、結局は跳ね返られる格好になりそうだ。
 週間形状では中心値(26週)と-1σでの推移であり、-1σで下げ渋りをみせている状況。-1σで下げ渋るなか、バンドが収れんしていることもあり、中心値である26週線を試しに行く可能性はありそうだ。一方で、一目均衡表では下降する転換線に上値を抑えられているほか、週足の一目均衡表では転換線に上値を抑えられるなかで、17940円辺りに位置している基準線が意識されている。また、現在の価格水準でのもち合いが続くようだと、来月から再来月辺りには、遅行スパンが下方シグナルを発生させてくる可能性が警戒されてくる。目先は底入れを探る展開が続きそうであり、18200-18400円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 18400円-下限 18200円

《TM》

 提供:フィスコ

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