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【市況】東京株式(前引け)=円高進行など嫌気して続落

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 13日前引けの日経平均株価は前日比212円17銭安の1万8340円44銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は9億7324万株、売買代金概算は1兆708億5000万円。値上がり銘柄数は343、対して値下がり銘柄数は1591、変わらずは80銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場で1ドル=108円台後半と一段と円高が進行、これを受けてリスク回避ムードが助長され、主力輸出株をはじめ幅広く売り圧力が強まった。北朝鮮問題が地政学リスクとして投資家心理を冷やしているほか、トランプ米大統領が掲げる大幅減税政策などに対する不透明感も嫌気されている。海外ファンドの先物を絡めた売りも全体地合いを悪くしており、日経平均は1万8300円台に水準を切り下げている。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が下値模索となっているほか、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。インターアクション<7725>が急落、ローソン<2651>も大幅安。一連の防衛関連株が大きく利食われ、石川製作所<6208>も反落したが、朝方の急落後は下げ渋っている。このほか日本冶金工業<5480>も安い。半面、良品計画<7453>が堅調、グリー<3632>が値を飛ばし、ニプロ<8086>も高い。スター精密<7718>、イワキ<8095>が買われ、ペプチドリーム<4587>も上昇した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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