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【市況】煮詰まり感が台頭/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 14日のNY市場は下落。原油相場の下げが嫌気されたほか、FOMCの結果やイエレンFRB議長による利上げ見通しの見解を見極めたいとの模様眺めムードのなか、売り優勢の相場展開となった。また、米北東部への猛吹雪の影響から閑散取引となった影響もあった。ダウ平均は44.11ドル安の20837.37、ナスダックは18.97ポイント安の5856.82。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の19430円。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い優勢の展開になりそうだ。ただ、FOMCやオランダの議会選挙を控えているなか、下を売り込む流れにはならないだろう。日経平均は年初以降のもち合いレンジ上限でのこう着といったところか。
 昨日は後場寄り付き直後に一時19600円を下回る場面もみられたが、日中値幅は40円弱と狭いレンジでの推移となった。ただし、高値圏でのこう着であり、下値の堅さが意識される格好。
 ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内での推移であり、バンドはやや上向きで推移していることから、+2σは19690円辺りに上昇している。週間形状では上昇する13週線が支持線として機能しており、煮詰まり感が台頭。ボリンジャーバンドでは上昇する+1σ水準での攻防となり、+1σと+2σとのレンジに移行してくるかを見極め。+1σを明確に上放れてくるようだと、20630円まで切り上がっている+2σとのレンジに移行する。こう着のなか、イベント通過後のレンジ上放れが意識される。19500-19700円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 19700円-下限 19500円

《TM》

 提供:フィスコ

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