市場ニュース

戻る
 

【市況】13日の米国市場ダイジェスト:ダウは21ドル安、FOMCを控えて小動き

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■NY株式:ダウは21ドル安、FOMCを控えて小動き


NYダウ       ナスダック
終値:20881.48   終値:5875.78
前日比:-21.50   前日比:14.06
始値:20899.28   始値:5863.48
高値:20926.06   高値:5877.43
安値:20845.71   安値:5860.83




13日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は21.50ドル安の20881.48、ナスダックは14.06ポイント高の5875.78で取引を終了した。本日は主要経済指標の発表が無く、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいと思惑から手控えムードとなり、終日上値の重い展開となった。トランプ大統領が検討する新制度を巡る先行き不透明感から、ヘルスケア・セクターに売りが広がった。セクター別では、自動車・自動車部品や素材が上昇する一方で運輸や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

衝突防止や自動運転ソフトウェアのモービルアイ(MBLY)は、半導体のインテル(INTC)と150億ドルで買収合意し、大幅上昇。検索大手のヤフー(YHOO)は通信大手のベライゾン(VZ)へのネット事業売却後の幹部人事を発表し、買われた。一方で、トランプ大統領による薬価引き下げによる懸念からメルク(MRK)、マイラン(MYL)、製薬のペリゴ(PRGO)など製薬銘柄が下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は来週に新製品を発表するとの観測が広がり、小幅上昇。新製品は新型iPadとの見方がでている。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:米長期金利の上昇を意識してドル下げ渋り

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円55銭へ弱含んだのち、114円89銭へ上昇して114円88銭で引けた。

欧州の政治的混乱への警戒感にいったんリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となったが、今週予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを織り込む動きに債券利回りの上昇に伴うドル買いが下値を支えた。

ユーロ・ドルは、1.0679ドルから1.0652ドルまで下落し1.0653ドルで引けた。今週予定されているオランダ議会下院選挙への警戒感に加えて、フランス大統領選挙における調査で極右派のルペン氏の支持率上昇で域内の政治的な警戒感が広がった。ユーロ・円は、122円44銭から122円25銭の安値圏でもみ合った。ポンド・ドルは、1.2214ドルから1.2251ドルへ上昇。ドル・スイスは、1.0089フランから1.0061フランへ下落した。


■NY原油:6日続落で48.40ドル、米シェールオイル増産による供給過剰懸念が重し

NY原油先物4月限は6日続落(NYMEX原油4月限終値:48.40↓0.09)。47.90ドルから48.68ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米国のシェールオイル増産による供給過剰懸念が重しとなり、先週末に続き昨年11月来の安値を更新した。

チャートでは、100日移動平均線(50.8ドル水準)を下振れ、200日移動平均線(48.6ドル水準)で下げ渋っている。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、米国原油在庫の増加がマイナス要因に。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  25.30ドル -0.01ドル(-0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.26ドル -0.23ドル(-0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)248.16ドル -0.22ドル(-0.09%)
インテル(INTC)      35.16ドル -0.75ドル(-2.09%)
アップル(AAPL)      139.20ドル +0.06ドル(+0.04%)
アルファベット(GOOG)   845.54ドル +2.29ドル(+0.27%)
フェイスブック(FB)    139.60ドル +0.81ドル(+0.58%)
キャタピラー(CAT)     92.64ドル +0.33ドル(+0.36%)
アルコア(AA)       34.70ドル +0.17ドル(+0.49%)
ウォルマート(WMT)     69.95ドル -0.15ドル(-0.21%)
スプリント(S)       8.48ドル +0.20(+2.42%)

《SK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均