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【特集】イード Research Memo(4):修正予想は保守的

イード <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

● 2017年6月期会社予想
イード<6038>は、第2四半期決算発表と同時に2017年6月期連結業績予想を減額修正した。修正後の連結業績予想は、売上高4,700百万円(前回予想比6.4%減、前期比3.7%増)、営業利益80百万円(同76.6%減、同73.8%減)、経常利益75百万円(同77.7%減、同74.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益0百万円(同100.0%減、同100.0%減)。主な修正要因は、前回の業績予想にはWebメディアのPV数が増大し、同社の主要な収益である運用型広告売上高が下期に向かって増加することを想定していたが、第2四半期までの状況が想定を下回っていることから減額修正したことによる。また、連結子会社の(株)エンファクトリーにおいて不正アクセスに関する特別調査費用等の追加費用の発生を織り込んだため、親会社株主に帰属する当期純利益における減額幅が大きくなっている。

第2四半期累計の連結業績(売上高2,204百万円、営業利益64百万円)と今回の修正通期予想(売上高4,700百万円、営業利益80百万円)を比べると、下期での営業利益の伸びを上期より小さく想定していることが分かるが、今回の修正通期予想は、保守的であると言えよう。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

《TN》

 提供:フィスコ

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