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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は3日続落、終始マイナス圏で推移し終盤に下げ幅を再び拡大

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 66662.10 -1.18%

24日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比799.29ポイント安(-1.18%)の66662.10で取引を終えた。67458.48まで上昇した後、一時66452.07まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。翌週明けとなる27日、28日はカーニバルで株式市場が休場となるため、利益確定売りが継続した。また、原油価格の反落も足かせとなった。一方、ブラジル中央銀行が予想通りの利下げを実施したが、相場を支えるには力不足だった。なお、ブラジル中銀は22日、政策金利であるセリック金利を13.00%から12.25%に引き下げることで決定した。これは2015年3月以来の最低水準となる。

【ロシア】MICEX指数 2093.09 -0.63%

24日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比13.21ポイント安(-0.63%)の2093.09で取引を終了した。2106.96から2081.35まで下落した。

小動きで寄り付いた後は下げ幅を拡大させた。原油価格の反落が警戒された。米国の原油在庫が過去最高水準にあること売り手掛かりとなったもようだ。国内では、大部分の企業や金融機関が23日(祖国防衛の日)と24日(代休)は連休となったため、積極的な売買も手控えられた。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3253.43 +0.06%

24日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.06ポイント高(+0.06%)の3253.43ポイントと反発した。

政策期待が追い風。各種の景気刺激策に対する思惑が高まっている。全国人民政治協商会議は来週3月3日、全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)は同5日に開幕する予定だ。商品相場の下落や中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収などを嫌気して中盤まで売られたものの、引けにかけて買いが優勢となっている。

《CS》

 提供:フィスコ

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