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【市況】個別銘柄戦略:中小型株での値幅取りが中心に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の米国市場ではNYダウが11営業日続伸となった。しかし、銀行株を筆頭に欧州株が全面安となったほか、原油相場の下落から上値の重い展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の19160円となり、28日のトランプ大統領による議会演説を前に、こう着感の強い相場展開が続きそうだ。欧米市場の流れを受けて金融株は不安定な相場展開が見込まれるほか、こう着感の強いなかでは、主力処はインデックス中心で手掛けづらいだろう。物色の流れは個人を主体とした中小型株での値幅取りが中心になりそうである。

その他、9月に自民党総裁2期目の任期満了を迎える安倍首相について、5日の党大会で連続3期9年に正式に延長される見通しである。改めてアベノミクスへの期待から、外国人投資家をひきつける動きが意識されそうだ。第4次産業革命と呼ぶべきIoT、ビッグデータ、ロボット、人工知能(AI)等に関連する銘柄への循環物色が意識される。その他、格付け等の影響も出やすく、強気格付けや格上げが観測されているスクリーン<7735>、ディスコ<6146>、ディー・エヌ・エー<2432>、雪印メグ<2270>、NRI<4307>の動向が注目される。

《SK》

 提供:フィスコ

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