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2017年02月22日11時40分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東芝、楽天、JFE

JFE <日足> 「株探」多機能チャートより
■東芝 <6502>  205.2円  +21.5 円 (+11.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 東芝<6502>が商いを膨らませて急反発、信用倍率1.0倍台と強弱感拮抗、需給相場の様相をみせている。米原発事業に絡む巨額損失を受け、稼ぎ頭の半導体事業の分社化を経営再建シナリオの柱として検討中にあるが、一部報道で出資を検討する企業やファンドに新会社の価値を2兆円以上と見積もるように求めたことが伝わっている。売却益の拡大につながる可能性があり、株価にポジティブに働いている。なお、同社は21日、連結子会社の東芝医用ファイナンスの全保有株式をキヤノン<7751>に3月31日付で売却することも発表している。

■楽天 <4755>  1,126円  +93.5 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 21日、楽天 <4755> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.4%にあたる1億2000万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月22日から18年2月21日まで。同日、小売電気事業者の登録を受け、電力小売事業に本格参入すると発表した。

■ベクトル <6058>  1,309円  +73 円 (+5.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ベクトル<6058>が反発し、昨年来高値を更新した。同社は21日、マイクロアド(東京都渋谷区)との合弁会社であるニューステクノロジーがプレミアム動画広告「Trend TV」の販売を開始したことを明らかにした。第1弾として、マイクロアドの関連会社であるマイクロアドデジタルサイネージが展開しているデジタルサイネージアドネットワークシステム「MONOLITHS」を通じ、全国に53店舗を持ち、F1・F2層の女性を中心に年間延べ32万人が利用するネイルサロン「ナイスネイル」に設置されたデジタルサイネージに長尺動画広告を配信する。

■日本ケミコン <6997>  340円  +18 円 (+5.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 日本ケミコン <6997> が続急伸し、連日で昨年来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で同社の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエート(強気)」に引き上げ、目標株価160円→400円に大幅増額したことが買い材料視された。リポートでは、アルミ電解コンデンサーの事業環境が好転していると報告。産機向け、エアコン向け、車載向けの需要が伸びているうえ、円安も業績にプラス寄与すると指摘。また、事業再編による収益最適化を図るなど経営にも変化の兆しが見られることも評価している。

■JFE <5411>  2,242.5円  +80 円 (+3.7%)  11:30現在
 ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で同社の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエート(強気)」に引き上げ、目標株価2140円→2800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、外部環境好転による業績急回復局面を迎えると予想。その背景は円安と中国政府の鉄鋼過剰生産設備の廃棄目標引き上げの2点。現状のスプレッド(製品出荷価格と原料購入価格の差)水準が大きく割り込むリスクは小さいとみている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を580億円→1070億円(会社計画は800億円)、18年3月期を1100億円→2000億円、19年3月期を1200億円→2300億円に上方修正した。

■日本海洋掘削 <1606>  2,493円  +68 円 (+2.8%)  11:30現在
 日本海洋掘削<1606>が3日続伸。21日の取引終了後、連結子会社がガスプロムネフチサハリン(ロシア)との間で、セミサブマーシブル型リグ「HAKURYU-5」によるロシア連邦・サハリン3鉱区での掘削契約を締結したと発表し、業績拡大への期待感から買いが入っている。作業開始時期は6月上旬を予定しており、受注金額は約3200万ドルを見込んでいる。なお、同件は18年3月期に計上する予定のため、17年3月期業績に与える影響はないとしている。

■新日鐵住金 <5401>  2,883.5円  +64 円 (+2.3%)  11:30現在
 新日鉄住金<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>がいずれも昨年来高値を更新するなど鉄鋼株の上昇が顕著。11時現在、業種別値上がり率でトップに買われている。鉄鋼セクターは中国の鉄鋼の過剰生産による供給過剰も、直近は中国が国内の鉄鋼生産能力を削減する方針にあることで市況が改善傾向にあり、米国トランプ政権下でのインフラ投資計画や中国の公共投資計画など、産業資材として鉄の需要は高まる方向にある。来期の企業業績でも鉄鋼セクターは収益伸び率で筆頭格にあり、見直し買いが入りやすくなっている。

■日本水産 <1332>  574円  +12 円 (+2.1%)  11:30現在
 21日、日本水産 <1332> が配当修正を発表。17年3月期の年間配当を従来計画の5円→6円(前期は5円)に増額修正したことが買い材料視された。業績好調を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期の経常利益は前期比13.5%増の235億円と2期ぶりに過去最高益を更新する見通し。併せて、株主優待制度を新設すると発表。毎年3月末時点の株主を対象に、500株以上保有で同社商品3000円相当、1000株以上保有で同5000円相当を贈呈する。商品は特定保健用食品の健康飲料「イマークS」またはビン詰め・缶詰セット。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■大王製紙 <3880>  1,354円  +27 円 (+2.0%)  11:30現在
 大王製紙<3880>が続伸、約1カ月ぶりに昨年来高値を更新した。きょうは前日上昇した反動もあって紙パルプセクターは総じて利益確定売りに押されているが、同社株はそのなかで強さをみせている。ここ主要素材に値上げの動きが相次いでおり、製紙業界でも印刷・情報用紙の値上げに動き出す企業が相次いでいる。同社は21日、4月1日出荷分から印刷用紙を1キロ15円(15~20%)以上、情報用紙を10%以上、現行価格から引き上げることを発表しており、これによる利益採算の改善を期待する買いを引き寄せている。

■富士ソフト <9749>  2,854円  +43 円 (+1.5%)  11:30現在
 21日、富士ソフト <9749> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、はがき・住所録作成ソフト「筆ぐるめ」を贈呈する。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■三井物産 <8031>  1,737.5円  +23.5 円 (+1.4%)  11:30現在
 三井物産<8031>や住友商事<8053>が新高値。21日の原油価格が上昇したほか、非鉄市況が堅調に推移していることが好感されている。三井物産の場合、今月8日に17年3月期連結純利益を従来予想の2200億円から3000億円(前期実績は834億1000万円の赤字)に増額修正したことも評価されている。鉄鉱石や石炭価格の上昇により金属資源セグメントの業績予想を引き上げた。三井物産の配当利回りは約2.9%前後、住友商も同3.3%の水準にあり期末の配当取りの動きが強まっている様子だ。

■東京エレクトロン <8035>  11,270円  +100 円 (+0.9%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が6日ぶりに反発。米フィラデルフィア半導体指数は21日、一時990.59と2000年8月以来、16年半ぶりの水準に上昇している。米株式市場では、インテルやマイクロン・テクノロジーなどの半導体メーカーのほかアプライド・マテリアルズといった半導体製造装置メーカーが買われている。これを受け、東エレクにも買いが流入している。

■夢真ホールディングス <2362>  804円  +6 円 (+0.8%)  11:30現在
 夢真ホールディングス<2362>が3日続伸、1月末以来となる800円台を寄り付き段階で回復してきた。同社は建築現場への人材派遣を主力とするがIT業界向けでも展開力を強めている。21日、連結子会社でビッグデータの利活用を主要事業とするKeepdataが、業務改善と新規ビジネスの確立を支援する新たなビッグデータ分析サービスを提供開始すると発表した。また同日、同社の関連会社でビットコインをはじめとした仮想通貨の取引所運営会社あるBTCボックスがマーチャント・バンカーズ<3121>と資本・業務提携を締結したことも発表しており、これらの材料が株価を刺激する格好となった。

■トピー工業 <7231>  3,255円  +15 円 (+0.5%)  11:30現在
 トピー工業<7231>がしっかり。21日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、純利益は45億円から59億円(前期比3.5倍)へ上方修正したことが好感されている。千葉県市川市の賃貸用不動産の土地・建物売却に伴い固定資産譲渡益70億4600万円を特別利益として計上するため。なお、鉄スクラップ価格が第3四半期に高騰し、第4四半期も上昇基調で推移していることから、鉄鋼事業の利益水準が大きく下振れるとみており、売上高は2150億円から2070億円(同4.1%減)へ、営業利益は75億円から57億円(同43.0%減)へ下方修正した。

●ストップ高銘柄
 イントラスト <7191>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース
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