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【市況】個別銘柄戦略:小売セクターへの動向に注目

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

祝日明けの米国市場ではNYダウが8営業日続伸で連日の最高値更新となった。原油相場の上昇や、近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となっている。また、公企業の決算が相次ぐが、ウォルマートの決算は予想を上振れている。小売企業に対しては、これまで年末商戦での売上不振に加えて、複数のアナリストが業績見通しや投資判断を引き下げており、警戒感が広がっていた。過度な警戒感が後退するなか、ファーストリテ<9983>辺りには見直しの動きは意識されよう。また、セブン&I<3382>の沖縄進出のほか、プレミアムフライデーを控え、小売セクターへの動向が注目されよう。その他、FOMC議事録の公表を控えるなか、早期利上げへの思惑が高まるようだと、金融セクターにはショートカバーを意識した動きもありそうだ。その他、東レ(3402)の炭素繊維に1000億円投資との報道を受け、自動車部品や新素材関連などへの波及に期待。その他、3Dプリンター関連の動きも注目しておきたい。
《SK》

 提供:フィスコ

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