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【市況】<マ-ケット日報> 2017年2月17日

 17日の市場は日経平均が続落。終値は前日比112円安の1万9234円だった。強含みで推移する円相場と東芝 <6502> の急落が響いてこの日も終日マイナス圏。週末要因もあって模様眺め気分が強まってしまった。日銀によるETF買いが支えとなって下値はある程度限定されたが、為替の不透明感があるうちはなかなか実需が復活してこないようである。

 昨日の米国市場はトランプ政権による減税期待が続きダウ平均は小幅ながらも6日続伸。6日続けて史上最高値を更新した。ただ、この1週間はこの材料を一貫して買い続けてきただけにさすがに買い疲れ感も。ナスダック指数は8日ぶりに反落するなど短期的に買いの勢いは途切れつつある。もっとも、3月の利上げがマーケットからも期待されるなど中長期での株高基調は変わらない。

 さて、先週よりはトランプ政権に振り回されることのなくなった東京市場だが、円安が伴わないと上値も重くなってしまうようで、NYダウの6連騰に日経平均は呼応することなく値を下げてしまった。材料的には東芝の急落が響き売り物が広がったようだが、週末要因がフォローの買いを入れにくくさせた面もあろう。もっとも、東証2部指数やJQ平均は昨年来高値を更新しており、いいものを買う動きに変化はない。当面は個別重視かもしれないが押し目買いに分がある展開が続こう。個別ではソフトバンクやトヨタが商いを伴って下落。一方でトレンド <4704> が大幅高を演じている。(ストック・データバンク 編集部)

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