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【市況】東京株式(前引け)=主力株中心に買い手控えられ続落

 17日前引けの日経平均株価は前日比110円26銭安の1万9237円27銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億701万株、売買代金概算は9117億5000万円。値上がり銘柄数は777、対して値下がり銘柄数は1036、変わらずは188銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の軟調地合いを引き継ぎ下値を探る展開となった。前日の欧米株は高安まちまちの展開で手掛かり材料に乏しいなか、為替が1ドル=113円台前半に円高方向に振れたことが嫌気された。自動車など主力輸出株や不動産株などに安いものが目立つ。ただ、下値では前日に続く日銀のETF買いに対する思惑が株価を支える格好となり、売り一巡後は下げ渋っている。全般買い手控えムードを反映して売買代金は1兆円を下回った。

 個別では東芝<6502>が大商いのなか株価は急落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。三井不動産<8801>が下げ、ファーストリテイリング<9983>も安い。カルソニックカンセイ<7248>が大幅安、ヤマトホールディングス<9064>、資生堂<4911>なども売りに押された。半面、トレンドマイクロ<4704>が物色人気となり、ブイ・テクノロジー<7717>も上昇。リクルートホールディングス<6098>が堅調。新日本電工<5563>が大きく上値を伸ばしたほか、日本CMK<6958>、山一電機<6941>なども買われた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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