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【材料】関東電化が3日続伸、東海東京は「アウトパフォーム」継続

関電化 <日足> 「株探」多機能チャートより
 関東電化工業<4047>が全般軟調相場に抗して3日続伸。新値圏で強調展開が続いている。特殊ガス大手で半導体向けに高水準の需要を取り込んでいる。半導体はウエハー投入枚数の増加や半導体チップの微細化進展などを背景に需要好調、リチウムイオン電池材料も、電気自動車(EV)向けなどでニーズを開拓している。14日に17年3月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の76億円から86億円(前期比0.6%減)に増額されたほか、年間配当も従来予想に1円上乗せされ9円に修正しており、見直し買いが続いている。なお、同社は4月1日を境に単元株式数を1000株から100株に変更する。これも個人投資家の資金を一段と誘導する契機となりそうだ。

 東海東京調査センターでは15日付で「アウトパフォーム」継続としている。3次元NAND型フラッシュメモリー向けガス(WF6)や電池材料の数量増は18年3月期から本格化すると予想していることから、来期増益の可能性が高まったと評価している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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