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【市況】東芝問題による需給影響を警戒/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19318.36 (-119.62)
TOPIX  : 1547.62 (-6.07)

[後場の投資戦略]

 日経平均はこう着感の強い相場展開のなか、5日線レベルでの攻防をみせている。東芝<6502>は今年度内に予定していたメモリー事業の株式売却手続きを来年度以降に先送りする見通しと報じられるなか、東証2部降格の可能性が高まり、インデックスに絡んだヘッジ売り等が警戒されている。また、円相場が1ドル113円台とやや円高に振れて推移しているほか、キム・ジョンイル(金正日)総書記の生誕75年を迎えるなかでの地政学リスクへの警戒なども手掛けづらくさせているようだ。とりわけ東芝問題は需給面に大きく影響するため、指数インパクトの大きい値がさ株などへの売りが警戒されやすいだろう。

 その為、物色は中小型株やテーマ株等、個人主体による短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすいと考えられる。(村瀬 智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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