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【市況】東京株式(前引け)=円安追い風にリスクオンの流れ強まり反発

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前日比234円52銭高の1万9473円50銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は11億2174万株、売買代金概算は1兆1161億3000万円。値上がり銘柄数は1491、対して値下がり銘柄数は407、変わらずは102銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米株高や為替の円安を背景に主力株をはじめ広範囲に買い戻される流れとなった。日経平均は前日の下げ分をそのまま取り返す展開となった。好調な米国経済とそれに付随する長期金利の上昇は、東京市場にもポジティブな影響を与えている。イエレンFRB議長が上院の議会証言でタカ派的な発言をしたことが、1ドル=114円台前半の円安に誘導し、追い風となった。自動車や電機など輸出株のほか保険、銀行、証券などの金融関連セクターが全体相場を牽引している。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、ソフトバンクグループ<9984>もしっかりした動き。アルバック<6728>が続急伸、東邦チタニウム<5727>も値を飛ばした。東洋ゴム工業<5105>、日本精工<6471>なども大幅高。関東電化工業<4047>も上昇した。半面、東証1部売買代金トップの東芝<6502>は大幅続落。シマノ<7309>が急落、住友ゴム工業<5110>も大きく値を下げた。ブロードリーフ<3673>、リンクアンドモチベーション<2170>が下落、ルネサスエレクトロニクス<6723>も売られた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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