市場ニュース

戻る
 

【材料】C&Gシステムズ---2016年12月期決算は増収で着地、金型製造事業では過去最高売上を達成

C&GSYS <日足> 「株探」多機能チャートより

C&Gシステムズ<6633>は2月10日に、2016年12月期(2016年1-12月期)決算を発表。売上高が前期比3.1%増の44.45億円、営業利益が同10.6%減の4.08億円、経常利益が同10.5%減の4.38億円、当期純利益が同21.8%減の2.42億円だった。

CAD/CAMシステム等事業については、国内では金型用3次元CAMシステムの販売が中・西日本地域を中心に堅調に推移した。保守サービス売上は、顧客満足度向上に努め保守更新率90%以上を維持した。一方、海外ではインドネシアで増収増益となったものの、韓国の市況悪化、タイの政情不安に加え円高の影響を受け製品販売は低調に推移した。一方保守サービス売上はタイ・インドネシアなど複数地域で伸長した。金型製造事業は、自動車関連業から受注が増加し過去最高の売上高となった。

2017年12月期の業績見通しは、売上高が前期比5.1%減の42.17億円、営業利益が同5.4%減の3.85億円、経常利益が同4.3%減の4.19億円、当期純利益は同80.3%増の4.37億円、年間配当は2016年度と同額の10.00円を見込んでいる。同社は主力のCAD/CAMシステム等事業において、既存顧客へのサポート体制を強化し、高い保守更新率を維持・向上しつつ安定収益を確保すると同時に、新たな販売チャネルの構築および製品力(機能・精度)改善等により販売シェアを伸ばし増収を図っていくとしている。

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均