【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 平田機工、ステラケミ、Ｔスマート (10日大引け後 発表分)

※4-12月期決算発表の集中期間(1月25日～2月14日)は、“特別体制”で
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　10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　平田機工 <6258> [ＪＱ]　　★今期経常最高益予想を44％上乗せ、配当も25円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の45億円→65億円に44.4％上方修正。増益率が59.3％増→2.3倍に拡大し、従来の9期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績と配当の上方修正は昨年11月に続き、2回目。有機EL関連生産設備や自動車関連生産設備の受注が想定以上に伸びることが寄与。アジア子会社の業績回復も上振れに貢献する。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の60円→85円(前期は30円)に大幅増額修正した。

　あじかん <2907> [東証２]　　★今期経常を30％上方修正・13期ぶり最高益更新へ
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→17.5億円に29.6％上方修正。増益率が3.1倍→4.0倍に拡大し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。業務用玉子焼きなど好採算の自社製品の販売増加に加え、原材料価格の下落や円高による仕入コストの低下などで採算が改善する。デリバティブ評価益の発生も利益を大きく押し上げる。

　川田テク <3443> 　　★今期経常を6期ぶり最高益に33％上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円→73億円に32.7％上方修正。増益率が2.1倍→2.8倍に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目。高速道路などの大型工事における設計変更を獲得したことで採算が大きく改善することが寄与。持分法投資利益の増加も利益押し上げ要因となる。
　　4-12月期(第3四半期累計)同利益の修正した通期計画に対する進捗率は88.0％に達しており、さらなる上振れも期待される。

　パピレス <3641> [ＪＱ]　　★4-12月期(3Q累計)経常は64％増益・通期計画を超過
　◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比64.2％増の13.7億円に拡大して着地。テレビCMの強化などで電子書籍の配信サイトやレンタルサービスの利用者が大きく伸び、33.5％の大幅増収を達成したことが寄与。なお、直近3ヵ月である10-12月期(3Q)の同利益は全四半期ベースでの最高益を更新した。通期計画の13.3億円を既に2.5％上回っており、業績上振れが期待される。

　ステラケミ <4109> 　　★4-12月期(3Q累計)経常は3.8倍増益・通期計画を超過
　◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の33.9億円に急拡大して着地。主力の高純度薬品事業でリチウムイオン二次電池用電解質の販売が伸びたことが寄与。原材料価格の下落で仕入コストが大幅に低下したことも利益拡大に貢献した。通期計画の29億円を既に16.9％も上回っており、業績上振れが期待される。

　タカギセイコ <4242> [ＪＱ]　　★今期経常を35％上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の13億円→17.5億円に34.6％上方修正。増益率が2.5倍→3.3倍に拡大する見通しとなった。海外で自動車やOA機器向けプラスチック成形品の受注が想定より伸びることが寄与。構造改革の進展に加え、円安による収益押し上げ効果や為替差損の縮小も利益を押し上げる。

　テクノスマート <6246> [東証２]　　★今期経常を32％上方修正
　◆17年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.2億円→8.2億円に32.3％上方修正。増益率が80.8％増→2.4倍に拡大する見通しとなった。納期変更などで売上は計画を下回るものの、設計仕様や製造工程の見直しなどの原価低減を進めることで、採算が想定より改善する。

株探ニュース