【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ホシデン、シャープ、ホンダ (3日大引け後 発表分)
ホシデン <日足> 「株探」多機能チャートより
※4-12月期決算発表の集中期間(1月25日~2月14日)は、“特別体制”で
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3日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ホシデン <6804> ★今期経常を7.3倍上方修正・配当増額、自社株買いも
◆17年3月期の連結経常損益を従来予想の3億円の黒字→22億円の黒字(前期は51.3億円の赤字)に7.3倍上方修正。円安による為替差損益の改善が利益を押し上げる。想定為替レートを1ドル=105円→113円に見直した。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→8円(前期は10円)に大幅増額修正した。
同時に、3.25%を上限とする自社株買いを発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。
JCU <4975> ★今期経常を一転10%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の45.5億円→54億円に18.7%上方修正。従来の7.6%減益予想から一転して9.6%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。海外向けプリント配線板用めっき薬品、プラズマ装置の販売が好調に推移する中、円安による採算改善や為替差損益の改善などが利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期の期末配当を従来計画の60円→70円(前期は60円)に増額修正した。予想PERが12.8倍→10.7倍に低下し、割安感が強まった。
ピラー <6490> ★今期経常を16期ぶり最高益に上方修正、配当も6円増額
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の40.5億円→49億円に21.0%上方修正。増益率が15.9%増→40.3%増に拡大し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。半導体業界の旺盛な設備投資需要を背景に、半導体製造装置向け樹脂関連製品の販売が伸びる。足元の円安進行も追い風となる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の28円→34円(前期は28円)に増額修正した。
シャープ <6753> [東証2] ★今期経常を赤字縮小に上方修正
◆17年3月期の連結経常損益を従来予想の163億円の赤字→2億円の赤字(前期は1924億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。コスト削減効果や構造改革の進展で採算が想定以上に改善するうえ、円安による為替差益の増加も上振れに貢献する。なお、下期の想定為替レートを1ドル=102円→110円に見直した。
山一電機 <6941> ★今期経常を一転8%増益に上方修正、配当も5円増額
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の21.3億円→28億円に31.5%上方修正。従来の18.0%減益予想から一転して7.8%増益見通しとなった。半導体投資の拡大を背景に、メモリや車載向け半導体検査用ソケットの販売が伸びることが寄与。円安による採算改善も上振れに大きく貢献する。
併せて、創立60周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前期は15円)に増額修正した。
ホンダ <7267> ★今期税引き前を9期ぶり最高益に上方修正、配当も4円増額
◆17年3月期の連結税引き前利益を従来予想の7700億円→9250億円に20.1%上方修正。増益率が21.2%増→45.6%増に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。円安による採算改善や品質関連費用の減少、コスト削減の進展が利益上振れ要因となる。なお、第4四半期(1-3月)の想定為替レートは1ドル=100円→110円に見直した。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の88円→92円(前期は88円)に増額修正した。予想PERは14.9倍→11.3倍に低下し、割安感が強まった。
レック <7874> ★今期経常を11期ぶり最高益に上方修正・配当増額、株式分割も
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→30億円に50.0%上方修正。増益率が2.9倍→4.4倍に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目。主力の清掃用品を中心に販売が好調に推移する中、コスト削減による採算改善が利益を押し上げる。併せて、今期の年間配当を従来計画の40円→46円(前期は40円)に増額修正した。
同時に、3月31日割当で1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上や投資家層の拡大を好感する買いも期待される。
株探ニュース