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2017年01月27日07時53分

【経済】NYの視点:米Q4GDPに期待感、ドル買い再燃


トランプ大統領の政策が2017年の経済成長を押し上げるとの期待感は根強い。一方、連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が指摘しているように米国経済はすでに順調な回復をしている証拠が多く見られる。

米国商務省が26日に発表した12月前渡商品貿易赤字は予想外に11月から縮小した。また、12月のシカゴ連銀全米活動指数も予想外に7月来のプラスに好転し、伸びは2015年7月以来で最大。12月卸売在庫も前月比+1.0%と、鈍化予想に反して11月+1.0%から伸びが拡大した。

米ゴールドマンサックスのチーフエコノミストは、強い卸売在庫を受けて10?12月期国内総生産(GDP)速報値の予想を従来の2.2%成長から2.6%成長へ引きあげた。また、GDPの換算で米商務省と類似したモデルを使用しているアトランタ連銀の10?12月期見通しも前期比年率で2.9%と、従来の2.8%から引き上げられた。アトランタ連銀のエコノミストは、10?12月期の在庫投資の寄与度が0.74%ポイントから0.94%ポイントへ上昇したと指摘。アトランタ連銀やゴールドマンサックスの予想通り+2.9%となった場合、2016年の成長が2.15%と2%を上回ることになる。

米商務省は27日に10?12月期GDP速報値を発表する。平均のエコノミスト予想は前期比年率で+2.2%。結果が予想を上回った場合、一段の米債利回りの上昇につながる可能性がある。

債券王として知られる独立系運用会社ジャナス・キャピタル・グループのビル・グロース氏グロス氏は米10年債利回りで2.6%、新債券王とされる米ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)は3.0%を超えてきた場合、米国債の「強き」市場は終了し、本格的に「弱気(債券利回りは上昇)」市場に入ると見ている。

《SK》

 提供:フィスコ

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