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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 65840.13 +0.14%

25日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比91.50ポイント高(+0.14%)の65840.13で取引を終えた。66172.86まで上昇した後、一時65615.25まで下落した。

堅調な経済指標が支援材料となった。1月の消費者信頼感指数は前月の73.3から79.3まで上昇し、市場予想の74.0を上回った。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が足かせとなったほか、鉄鉱石価格の割高感が強いとの指摘も資源セクターの圧迫材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2176.00 +0.06%

25日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比1.41ポイント高(+0.06%)の2176.00で取引を終了した。2178.92から2163.55まで下落した。

欧州市場の上昇が支援材料となった。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも継続した。ほかに、インフレ率の鈍化に伴い、追加の利下げ期待が高まった。1月1日ら1月23日までの消費者物価指数(CPI)上昇率は0.5%まで鈍化。2016年1月のCPI上昇率は1%だった。一方、ブレント原油価格の下落が指数の上値を押さえた。

【インド】SENSEX指数 27708.14 +1.21%

25日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比332.56ポイント高(+1.21%)の27708.14、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同126.95ポイント高(1.50%)の8602.75で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前日の米株高やこの日のアジア市場が堅調な値動きを示したことが支援材料。また、銀行大手の好決算も同セクターの物色手がかりとなった。HDFC銀行(HDFCB)はきのう24日、昨年10-12月期の純利益が38億6530万ルピー(約65億円)に上り、前年同期比で17.6%増加したと発表した。

【中国本土】上海総合指数 3149.55 +0.22%

25日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.00ポイント高(+0.22%)3149.55ポイントと小幅ながら4日続伸した。約2週ぶりの高値を回復する。

商品相場の先高観が追い風。米中のインフラ投資加速で素材需要が増加する??と予想されている。もっとも、上値は重い。中国人民銀行(中央銀行)が中期貸出制度(MLF)に関し、同制度導入以来で初めてオペ金利を引き上げたことがマイナスだ。一段の緩和期待が後退している。指数は安く推移する場面もあった。

《CS》

 提供:フィスコ

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