【市況】明日の株式相場見通し=買い気後退で弱含み推移、円高進行懸念くすぶる
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「トランプ大統領が就任したことで、政策期待を手掛かり材料として上昇したトランプ・ラリーの“第1ステージ”は終了した。今後は、減税やインフラ投資などの具体策を見て市場は判断することになる。日経平均株価は、先週末にかけての3日続伸で25日移動平均線に急接近したものの、きょうの下げで再び調整色が強まった」との見方が出ていた。
23日の東京株式市場は、終始軟調な展開。外国為替市場で円高・ドル安が進行したことが重荷となり、日経平均株価は大引けにかけて売り直され、この日の安値圏で着地した。日経平均株価終値は、前週末比246円88銭安の1万8891円03銭と4日ぶり急反落した。
日程面では、12月の白物家電国内出荷実績、H-2ロケット32号機によるXバンド防衛通信衛星2号機打上げに注目。海外では、米12月の中古住宅販売、トルコ中銀の金融政策決定会合が焦点になる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)