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【市況】今週の【マザーズ市場】1月10~13日『中小型株への資金シフト一服感するも、テーマ物色の流れは継続』

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

【反発、中小型株物色の流れが支え、チェンジなどがストップ高】10日(火)

■概況■986.86、+5.85
10日(火)のマザーズ市場は、足元の中小型株物色の流れが続き、連休明けということもあり買いが先行した。後場に入り日経平均が急速に下げ幅を広げた場面では、マザーズ市場でもリスク回避の売りが強まった。しかし、売りが一巡すると押し目買いが入り、底堅さを見せた。主力株は高安まちまちだが、値動きの軽い小型株を中心に個人投資家の物色意欲は依然強い。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で973.38億円。騰落数は、値上がり144銘柄、値下がり76銘柄、変わらず8銘柄となった。


◆注目銘柄◆
マイネット<3928>がマザーズ売買代金トップで14%近い上昇となった。また、前週末に上期業績の上方修正を発表したエムビーエス<1401>がストップ高比例配分となり、リリースが材料視されたチェンジ<3962>やREMIX<3825>、金属リサイクル関連として人気が続くリネットジャパン<3556>もストップ高まで買われた。その他売買代金上位ではではGunosy<6047>、スタジオアタオ<3550>、GNI<2160>などが上昇し、サイバーダイン<7779>やミクシィ<2121>は小幅高だった。一方、SOSEI<4565>、メタップス<6172>、エボラブルA<6191>、JIG?SAW<3914>、イグニス<3689>などが下落。また、JAM<8922>、イノベション<3970>、サイジニア<6031>がマザーズ下落率上位となった。


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【反落、トランプ氏会見への警戒感も、リネットジャパンなど急落】11日(水)

■概況■975.39、-11.47
11日(水)のマザーズ市場では、朝方こそ買いが先行したものの、今晩予定されているトランプ次期米大統領の会見への警戒感もあり、ここまでの上昇に対する利益確定の売りに押される展開となった。決算発表を受けて買われる銘柄も見られたが、物色は広がりを欠いた。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で908.91億円。騰落数は、値上がり76銘柄、値下がり141銘柄、変わらず11銘柄となった。


◆注目銘柄◆
マイネット<3928>が連日のマザーズ売買代金トップとなったものの、本日は急反落した。金属リサイクル関連としてここまで急伸していたリネットジャパン<3556>も10%安と大きく下げた。その他、SOSEI<4565>、メタップス<6172>、REMIX<3825>、サイバーダイン<7779>、チェンジ<3962>などが下落し、UMN<4585>はアステラス薬<4503>が共同事業契約を解約したことを受けてストップ安比例配分となった。一方、エボラブルA<6191>やエニグモ<3665>などが上昇し、ミクシィ<2121>は小幅高となった。直近IPO銘柄のシンシア<7782>や、好業績を受けた買いが継続した東京ベース<3415>は10%超の上昇。また、エムビーエス<1401>は連日のストップ高比例配分となった。


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【続落、中小型株への資金シフトも一服感で幅広い銘柄に売り優勢】12日(木)

■概況■962.58、-12.81
12日(木)のマザーズ市場は、日経平均の想定以上に軟調な動きを映して、利食い売りが優勢の展開になった。主力大型株から中小型株への資金シフトの動きなども一服する形になっている。一部銘柄には値幅取りの動きが活発化したものの、SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>などの主力株を始め、幅広い銘柄に売りが優勢となった。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で819.68億円。騰落数は、値上がり41銘柄、値下がり177銘柄、変わらず10銘柄となった。


◆注目銘柄◆
UMN<4585>が連日のストップ安なった。スタジオアタオ<3550>は前日に発表した第3四半期決算がマイナス材料視される。GNI<2160>は急ピッチの上昇の反動で利食い売りが優勢になる。メタップス<6172>には利食い売りが継続し、リネットジャパン<3556>も大幅続落。シンシア<7782>、グレイス<6541>など直近IPO銘柄の一角も軟調。一方、アスカネット<2438>は部品供給の独BMWホログラム式インターフェースで注目されて急伸。REMIX<3825>には仮想通貨関連として押し目買いの動きが向かった。マイネット<3928>やJIG?SAW<3914>は反発、チェンジ<3962>、キャリア<6198>は大幅高に。


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【反発、時価総額上位銘柄が堅調でテーマ物色の流れも継続】13日(金)

■概況■978.36、+15.78
13日(金)のマザーズ市場は、日経平均が買い先行となる流れを受けて、押し目買いの動きが全般的に優勢となった。マザーズ指数は小安くスタート後にすぐ切り返し、大引けにかけても上昇幅を広げる動きとなる。SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>など時価総額上位銘柄が揃って上昇したほか、フィンテックなどテーマ物色の流れも支援となる。なお、マザーズ指数は3日ぶりに反発、売買代金は概算で871.97億円。騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり89銘柄、変わらず9銘柄となった。


◆注目銘柄◆
CES2017に関するレポートを受けた買いが継続で、アスカネット<2438>がストップ高と急伸。GMOTECH<6026>や決算発表を控えたサイバーS<3810>なども10%を超える上昇率になる。インフォテリア<3853>やアイリッジ<3917>はフィンテック関連として急伸。イグニス<3689>、アカツキ<3932>、Gunosy<6047>、シリコンスタジオ<3907>なども強い動きに。一方、昨日まで連日ストップ安のUMN<4585>は大幅続落。REMIX<3825>は急反落となり、マイネット<3928>も上値の重さから処分売りの動きが強まる。スタジオアタオ<3550>、リネットジャパン<3556>は続落で、チェンジ<3962>、キャリア<6198>などは反落。

《SK》

 提供:フィスコ

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