市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):窪田製薬HD、ブランジスタ、トヨタ

窪田製薬HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■窪田製薬HD <4596>  1,052円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 窪田製薬ホールディングス<4596>がストップ高。14日取引終了後、完全子会社であるアキュセラ・インクが低分子化合物を用いた眼科治療薬の開発を手掛けるEyeMedics社(米カリフォルニア州)と眼科治療薬の新規候補化合物を含むバイオミメティック技術(生物模倣技術)で全世界における製造・開発・販売の独占的実施権取得に関するオプション契約を締結したと発表した。同契約は、加齢黄斑変性や増殖糖尿病網膜症などの網膜疾患の治療に向けた新薬候補化合物の開発などに関係するものであり、市場には今後の展開への期待が膨らんでいる。

■ブランジスタ <6176>  2,389円  +227 円 (+10.5%)  本日終値
 ブランジスタ<6176>が急反発。同社は14日、子会社のブランジスタゲームが運営する神体験3Dクレーンゲーム「神の手」の総合プロデューサーである秋元康氏と、ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターデザインなどを手掛ける天野喜孝氏がコラボしたテレビCMの第1弾を16日からTOKYO MXで放映すると発表。知名度向上によるユーザー数の拡大などが期待されているようだ。また、同日からは天野喜孝氏がデザインした、欲しい景品を無条件で1つ獲得できる「神の手」アームが出現するイベントも開催。加えて、人気アイドルグループの乃木坂46とサンリオ<8136>がコラボした第16弾企画、EXILE TRIBEメンバーが出演する映画「HiGH&LOW THE MOVIE」のDVD/Blu-ray発売を記念した第17弾企画も発表している。

■IDEC <6652>  1,093円  +38 円 (+3.6%)  本日終値
 IDEC<6652>が高い。午前9時ごろ、フランスの産業用スイッチ企業、アペムグループの持ち株会社であるMMIテクノロジーズ(パリ)の全株式を来年1月に取得し、完全子会社化すると発表しており、業容拡大を期待した買いが入っている。今回の買収は、アペムグループの欧米におけるネットワークを活用した海外展開の強化や、技術補完による製品ラインアップの拡充が狙い。取得価額は約292億円で、17年3月期業績への影響は未定としている。

■CKD <6407>  1,394円  +37 円 (+2.7%)  本日終値
 CKD<6407>が反発。14日付でみずほ証券が投資判断「買い」継続、目標株価を1400円から1600円へ引き上げた。半導体製造装置機器の好調継続や自動機械部門のリチウムイオン電池製造装置の商談活発化による利益貢献度の高まりを要因に17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の85億円(前期81億700万円)に対して従来予想の89億円から90億円へ、18年3月期は92億円から98億円へ予想を引き上げている。

■ローツェ <6323>  1,715円  +42 円 (+2.5%)  本日終値
 ローツェ<6323>が5連騰。前日から16日まで東京ビッグサイトで開催されている「SEMICON Japan 2016」に出展しており、思惑的な買いが入っているようだ。同社では今回、オリジナルのシャッタドアを利用したフロントパージ式シャッタタイプLP(特許出願中)を搭載した高速搬送システム「ACE EFEM」を紹介。また、通常の半導体前工程用だけでなく、中工程と呼ばれるファンアウト工程にも対応可能なパネル搬送ロボットを展示している。

■THK <6481>  2,613円  +63 円 (+2.5%)  本日終値
 THK<6481>が4日ぶり反発。同社は工作機械などに使われる直動システムで世界シェアトップ。為替の円安効果なども背景にここ上昇指向を強めているが、今週に入り調整局面にあった。そのなか、SMBC日興証券が14日付で同社株の目標株価を1700円から2600円に引き上げており、株高を後押しするかたちとなった。なお、投資評価は「2」を変えていない。SPE業界向けに堅調な受注が続いていることから、国内、中国における売上高前提を上方修正したことが目標株価引き上げの背景。18年3月期の営業利益について同証券では今期予想比7%増の259億円を予想している。

■トヨタ自動車 <7203>  7,156円  +125 円 (+1.8%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>や、ホンダ<7267>やマツダ<7261>など自動車株が高い。15日の東京為替市場では午前9時時点で1ドル=117円20銭前後と前日午後5時時点に比べ2円20銭前後の大幅な円安となっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)で米政策金利の0.25%利上げが実施され、17年の利上げペースが従来見通しの2回から3回に引き上げられたことから急激な円安が進行。これを受け自動車株には買いが先行している。

■参天製薬 <4536>  1,378円  +19 円 (+1.4%)  本日終値
 14日、参天製薬 <4536> が発行済み株式数の2.0%にあたる830万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は12月29日。

■ピジョン <7956>  2,876円  +37 円 (+1.3%)  本日終値
 ピジョン<7956>が5日続伸。14日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を3430円から3570円へ引き上げた。中国事業の現地通貨ベースの業績回復や国内事業で多品種マルチブランドでの競争力の高い商品展開、中期的利益成長に応じた株主還元を評価。17年1月期は通期連結営業利益で会社側計画の150億円(前期145億2200万円)に対して従来予想の157億円から160億円へ、18年1月期は182億円から185億円へ引き上げている。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均