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【市況】2日の株式相場見通し=イベントを前に買い手控え、円安一服も売り材料

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 2日の東京株式市場は、きょう日本時間夜に発表される米11月の雇用統計の内容や、4日に予定されるイタリアでの憲法改正の是非を問う国民投票の結果を見たいとする姿勢から、買い手控えムードが強まり、売り先行の展開となりそうだ。また、外国為替市場で、円安・ドル高傾向が一服していることも買い手控えムードを強めそうだ。2日早朝の東京外国為替市場では1ドル=103円90銭台での推移となっている。

 1日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比68.35ドル高の1万9191.93ドルと3日続伸し、11月25日以来ほぼ1週間ぶりに過去最高値を更新した。石油輸出国機構(OPEC)での減産後合意を受けた原油価格の値上がりや、長期金利の上昇を受けて石油株や金融株を中心に買いが先行した。ナスダック総合株価指数は、前日比72.574ポイント安の5251.107と続落した。

 日程面では、11月のマネタリーベースに注目。海外では、米11月の雇用統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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