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【市況】個別銘柄戦略:米年末商戦を意識するなか、ゲーム株の動向などに注目

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

底堅い相場展開が続きそうだ。18日の米国市場では主要小売企業の決算が嫌気されたほか、利益確定の売りも散見され下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の18025円となり、18000円を固める動きが意識される。また、円相場は朝方に1ドル111円台に乗せてきており、円安基調も先高期待につながりそうである。物色としては米年末商戦を意識するなか、ゲーム株の動向が注目される。また、こう着ながらも先高感の強い相場展開であるため、相対的に出遅れているセクターや銘柄への水準訂正を意識した物色も意識されることになりそうだ。

その他、大阪大学医学部付属病院など大阪府の9病院は、新しい医療技術の開発につながる臨床研究や臨床試験(治験)を共同で進めるシステムを2018年度までにつくると伝えられている。電子カルテの関連銘柄のほか、ヘルスケアはIoTの応用分野の1つともされていることで、IoT関連への波及も期待されるところである。さらに、日本政策投資銀行は次世代のがん治療法の研究や診療を手掛ける施設の整備に向け、協調融資を決めたと伝えられている。医療機器のほか、先週にやや動意をみせてきていたバイオ関連の動向も注目されよう。

《WA》

 提供:フィスコ

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