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【市況】NY株式:ダウは54ドル安、「トランプ銘柄」に利益確定の売り

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

 

16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は54.92ドル安の18868.14、ナスダックは18.96ポイント高の5294.58で取引を終了した。昨日に引き続き「トランプ銘柄」に利益確定の売りが先行。10月生産者物価指数(PPI)や鉱工業生産が予想を下振れたほか、為替相場でドル高が進行したことが嫌気される一方で、ハイテク・セクターへの買い戻しが広がり、小動きとなった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や電気通信サービスが上昇する一方で銀行や各種金融が下落した。

半導体のエヌビディア(NVDA)は複数アナリストによる目標株価引き上げを受け、上昇。ディスカウントストアのターゲット(TGT)は通期の利益見通しを引き上げ、堅調推移となり、同業のTJX(TJX)も決算内容が予想を上振れ、買われた。携帯端末のアップル(AAPL)はスマートメガネの開発検討が報じられ、上昇。一方で、税務サービスのH&Rブロック(HRB)はモルガンスタンレーによる投資判断引き下げを受け、下落。ホームセンターのロウズ(LOW)は決算内容が嫌気され、軟調推移となった。

ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、ビジネス向けSNSのリンクトイン(LNKD)の買収を巡って顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)が、欧州連合(EU)に対し調査を要請している問題で、当局に対して譲歩案を提出したことが好感され、買われた。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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