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【市況】NY原油:反落で45.57ドル、在庫増加を嫌気もOPEC総会への期待感が下支えに


NY原油は反落(NYMEX原油12月限終値:45.57↓0.24)。高値は0時43分の46.41ドル、安値は0時30分の45.05ドル。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の在庫統計で、11日時点の原油在庫が市場予想を上回るペースで増加した。ガソリンなど石油製品の在庫も総じて前週比で増加したことで需給面の緩みが嫌気された。


一方、ロシアのノバク・エネルギー相が石油輸出国機構(OPEC)による「いかなる決定も支持する」とコメントしたと伝わったことで、OPEC総会への減産合意期待が下支えとなった。


日足チャートでは、200日移動平均線(43.6ドル水準)からの反発で、100日移動平均線(46.1ドル水準)まで値を戻している。月末のOPEC総会に向けては、産油国関係者のコメントなどに振らされやすい状況が続くとの見方。

(先物OPアナリスト 田代昌之)

《MT》

 提供:フィスコ

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