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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 TBSHD、ホッカンHD、フルヤ金属 (1日大引け後 発表分)

TBSHD <日足> 「株探」多機能チャートより

※決算発表の集中期間(10月25日~11月14日)は、『決算特報』を毎日3本配信する予定です。

 1.★本日の【サプライズ決算】 速報  <16時>に配信
 2.★本日の【サプライズ決算】 続報  <18時>に配信
 3.★本日の【イチオシ決算】      <21時>に配信
ご注目ください。なお、配信時間は多少前後します。


 11月1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 TBSHD <9401>  ★上期経常を一転29%増益に56%上方修正、通期も10%増額
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の70億円→109億円に55.7%上方修正。従来の17.4%減益予想から一転して28.7%増益見通しとなった。テレビのタイム収入やスポット収入が堅調に推移する中、コスト抑制が利益を押し上げた。上期増額分を大きく下回る形で、通期の同利益も従来予想の205億円→225億円(前期は226億円)に9.8%上方修正した。市場予想の200億円前後を上回る見通しとなったことで、評価する買いが期待される。

 ● サプライズな決算発表・業績修正

 昭電工 <4004>  ★7-9月期経常は30%増益で着地、1-9月期経常は対通期計画で90%進捗
 ◆16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比20.6%減の206億円に減ったものの、直近3カ月の7-9月期の同利益は前年同期比30.2%増の136億円に拡大した。7-9月期は石油化学事業が原油価格の下落によるナフサなどの原料価格の低下で採算が急改善した。基礎化学品や機能性化学品の増益も寄与した。1-9月期の経常利益が通期計画の230億円に対する進捗率は89.6%に達しているうえ、1-3月期を底にV字回復しているだけに通期業績の上振れが期待される。

 扶桑化学 <4368>  ★今期経常最高益予想を12%上乗せ
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の74億円→83億円に12.2%上方修正。増益率が1.4%増→13.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。好採算の超高純度コロイダルシリカやナノパウダーの販売好調が寄与。円高による果実酸類の原材料価格や商品輸入価格の低下も利益を押し上げる。

 ホッカンHD <5902>  ★上期経常を71%増益に32%上方修正、通期も24%増額
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の57億円→75億円に31.6%上方修正。増益率が30.2%増→71.3%増に拡大する見通しとなった。台風などの天候不順で売上は計画を下回ったものの、生産性改善による製造費の削減やエネルギーコストの低下などが奏功し、利益を押し上げた。 上期上振れに伴い、通期の同利益も従来予想の58億円→72億円に24.1%上方修正。増益率が1.2%増→25.6%増に拡大する見通しとなった。予想PERが7.5倍→5.7倍に急低下し、割安感がさらに強まった。

 フルヤ金属 <7826> [JQ] ★上期経常を一転62%増益に99%上方修正、通期も40%増額
 ◆17年6月期上期(7-12月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.9億円→3.7億円に99.5%上方修正。従来の18.8%減益予想から一転して62.0%増益見通しとなった。スマートフォンなどのSAWデバイスに使われるリチウムタンタレート単結晶育成装置向けのイリジウムルツボの受注が前倒しとなったことが寄与。上期上振れに伴い、通期の同利益も従来予想の4.7億円→6.5億円に40.2%上方修正した。

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