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【市況】国内大手証券、中国は17年に再度「景気か改革か」の政策論争も

 SMBC日興証券は21日、中国経済に関するリポートを発表した。中国の7~9月期の実質国内総生産(GDP)の成長率は前年比6.7%となった。中国政府は16年の成長率目標を6.5%~7.0%に設定しているが、通年のGDP成長率は「この目標圏の中間地帯に着地する公算が高い」という。ただ、「7~9月期の主要経済指標からみれば6.7%成長を維持するハードルはどんどん高まっている」と指摘。

 10~12月期に入り17年の経済成長目標などを議論する中央経済工作会議の開催などを控え、市場の関心は来年の経済運営に向かい始めている。来年は共産党大会の開催年にあたり、当局が過度な景気減速を容認しないのは通説だが、「過剰生産能力の淘汰など構造改革が遅々として進まなければ、景気か改革かの政策論争が再び熾烈化するだろう」と指摘している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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