【注目】★本日の【イチオシ決算】 タカラバイオ、東邦鉛、ヤマト (10月20日)
タカラバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(10月20日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【タカラバイオ <4974> 】 ★上期経常を一転66%増益・最高益に上方修正
◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8.4億円→14.4億円に71.0%上方修正。従来の2.7%減益予想から一転して66.4%増益を見込み、6期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。円高の影響や中国向け医療用培地・バッグの販売低迷で売上は計画を下回ったものの、利益率の高い研究用試薬の販売増加や販管費の抑制が利益を押し上げた。
● サプライズな決算発表・業績修正
ヤマト <1967> ★今期経常を15%上方修正
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→26.1億円に13.5%上方修正。減益率が27.3%減→17.5%減に縮小する見通しとなった。建設業界の受注環境好転を背景に、産業用空調設備などの受注が伸びることが寄与。生産システムの合理化による工事採算の改善も利益を押し上げる。
予想PERが9.9倍→8.6倍に低下し、割安感が強まった。
東邦鉛 <5707> ★上期経常を2.3倍上方修正
◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の11.5億円の黒字→26億円の黒字(前年同期は7.5億円の赤字)に2.3倍上方修正。亜鉛など金属相場の上昇による在庫評価益の発生で、製錬事業の採算が改善したことが寄与。豪州鉱山子会社の業績好調で資源事業が黒字転換したことも上振れに大きく貢献した。
ケル <6919> [JQ] ★上期経常を40%上方修正
◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.5億円→3.5億円に40.0%上方修正。減益率が54.6%減→36.5%減に縮小する見通しとなった。主力の画像機器向けコネクターの受注が堅調に推移する中、コスト削減を進めたことが利益上振れの要因となった。
2)10月21日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表
◆第2四半期決算:
<8566> リコーリース
<8617> 光世
■引け後発表
◆第1四半期決算:
<1381> アクシーズ [JQ]
◆第2四半期決算:
<3529> アツギ
<4929> アジュバン
<5423> 東京製鉄 ★
<7466> SPK
<8595> JAFCO
◆第3四半期決算:
<2268> サーティワン [JQ]
<7422> 東邦レマック [JQ]
合計 10社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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