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【特集】SDエンター Research Memo(7):子会社化したエムシーツー、フォーユーともに順調な進捗をみせる

SDエンター <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業部門別動向

(5)その他事業

SDエンターテイメント<4650>のその他事業は2016年3月期から連結子会社が2社加わったことで業容が大きく変化した。従来はカフェの営業が中心だったが、エムシーツーが担うオフィス用品販売、音声ソフト販売及びコールセンター事業と、フォーユーが担う介護事業が加わった。この結果2017年3月期第1四半期の売上高は前年同期比266.7%増の391百万円となった。

エムシーツーの各事業は従来から安定的に利益が出ており、その状況は今第1四半期も継続しており、安定的に推移している。

フォーユーの介護事業は、事業の見直しの結果、2016年3月期第4四半期に単月ベースで黒字化し現状はその状態が続いている。今後は需要動向を見ながら再び成長を追求していく方針だ。

今第1四半期の進捗としては、放課後デイサービス施設と認可外保育施設の開設がある。放課後デイサービスとは障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた支援サービスである。同社は今第1四半期に「療育スタジオ・ピコ」のブランドで、横浜と池袋に開設した。また、認可外保育園は「ホウェイルキッズ」の名称で世田谷区経堂に開設した。いずれも引き合いは好調で、11月頃にはいずれの事業も単月黒字化が期待されている。

同社は、放課後デイサービス、認可外保育施設ともに、多店舗展開を視野に入れている。1号店の運営を通じて事業モデルを確立し、立地の検討を重ねて2号店以降の出店につなげていく計画だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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