【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ケイアイ不、関電工、 テーオー (13日大引け後 発表分)

　13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ケイアイ不 <3465> [東証２]　　★今期経常最高益予想を23％上乗せ、配当も25円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→37億円に23.3％上方修正。増益率が22.6％増→51.2％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。住宅ローン金利の低下を追い風に、主力の分譲住宅の販売が好調で、売上が計画を上回ることが寄与。販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の85円→110円(前期は70円)に増額修正した。予想PERが7.3倍→5.6倍に低下する一方、期末配当利回りは5.33％に上昇し、割安感が強まった。

　関電工 <1942> 　　★今期経常を13％上方修正、配当も2円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の226億円→255億円に12.8％上方修正。増益率が32.3％増→49.3％増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。電気設備工事の受注が好調に推移する中、コスト管理の徹底による原価低減が利益を押し上げる。
　　業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→18円(前期は14円)に増額修正した。予想PERが14.1倍→12.4倍に低下し、割安感が強まった。

　進和 <7607> 　　★今期経常は11％増益、5円増配へ
　◆16年8月期の連結経常利益は前の期比6.6％減の31億円になったものの、続く17年8月期は前期比11.3％増の34.5億円に拡大する見通しとなった。今期は主力の自動車関連向けに溶接機器や産業機械などの販売が伸び、10.8％の増収を見込む。
　　業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の55円に増配する方針とした。配当利回りが3.64％に上昇し、配当取りを狙う買いが期待される。

　京都きもの友禅 <7615> 　　★上期経常を90％上方修正
　◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.6億円→6.9億円に90.2％上方修正。増益率が67.6％増→3.2倍に拡大する見通しとなった。広告費の抑制や経費削減が奏功し、販管費が想定を大きく下回ったことが利益上振れにつながった。

　テーオー <9812> [ＪＱ]　　★6-8月期(1Q)経常は2.5倍増益・上期計画を超過
　◆17年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の3億円に急拡大して着地。戸建て住宅の着工件数の増加や販売用不動産の売却で、住宅事業の収益が急拡大したことが寄与。
　　上期計画の2.5億円を既に21.2％も上回っており、業績上振れが期待される。

株探ニュース