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【市況】明日の株式相場見通し=材料不足で売り買いともに手控え、VR関連が賑わう可能性も

ソニー <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(13日)の東京株式市場は、手掛かり材料に乏しい地合いのなかで、売り買いともに手控え姿勢が強まりそうだ。あす発売される仮想現実(VR)が楽しめる「プレイステーションVR」が話題となれば、ソニー<6758>をはじめとする関連銘柄が再び賑わう可能性はあるものの、全体相場に与える影響は限定的となりそうだ。

 市場関係者からは「米景気の先行き好調を背景とした“米金利年内引き上げ観測”をより所とした円安・ドル高の進行を支えに、日経平均株価は1万7000円台を約1カ月ぶりに回復した。ただ、戻り待ちの売りが出やすい価格帯に差し掛かったこともあり、ここから上を買い進むにはインパクトのある材料が必要となりそうだ」との見方が出ている。

 12日の東京株式市場は、前日の米株式市場の急反落などを嫌気して利益確定売り圧力が強まり、下落を余儀なくされた。日経平均株価終値は、前日比184円76銭安の1万6840円00銭と反落した。

 日程面では、11日時点の給油所の石油製品価格、生活意識に関するアンケート調査(日銀)、9月のオフィスビル市況、ソニー・インタラクディブエンタテインメントの「プレイステーションVR」発売に注目。海外では、中国9月の貿易収支、米9月の輸入物価、ノーベル文学賞発表が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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