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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 乃村工芸社、CVSベイ、サーラ (4日大引け後 発表分)

乃村工芸社 <日足> 「株探」多機能チャートより

 4日引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 乃村工芸社 <9716>  ★上期経常を24%上方修正・9期ぶり最高益、通期も増額
 ◆16年8月上期の連結経常利益を従来予想の28億円→34.7億円に23.9%上方修正。増益率が0.9%増→25.1%増に拡大し、9期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。複合商業施設の空間演出やホテル改装工事など売上が堅調に推移する中、採算重視の受注や原価低減に取り組んだことが利益を押し上げた。上期業績の上振れに伴い、通期の連結経常利益も従来予想の66.5億円→71億円に6.8%上方修正。増益率が7.3%増→14.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 CVSベイ <2687>  ★上期経常を一転23%増益に上方修正
 ◆16年8月上期の連結経常利益を従来予想の1億円→2億円に2.0倍上方修正。従来の39.0%減益予想から一転して23.2%増益見通しとなった。投資事業組合運用益など営業外収益を計上したことが経常利益を押し上げた。修正した上期の経常利益は通期計画の2億円に達しており、通期上振れが期待される。

 サーラ <2734>  ★12-8月期最終は6倍増益で通期計画を28%超過
 ◆16年11月期第3四半期累計(15年12月-16年8月)の連結最終利益は前年同期比6.0倍の115億円に急拡大して着地。上場子会社2社を7月1日付で完全子会社化したことに伴う負ののれん発生益が想定より増え102億円を特別利益に計上することが寄与。第3四半期累計の最終利益が通期計画の90.2億円をすでに27.7%も上回っており、通期業績の上振れが期待される。

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