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【市況】明日の株式相場見通し=米景気指標強めなら買い継続、市場エネルギー不足は深刻

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(4日)の東京株式市場は、日本時間今夜発表される米サプライマネジメント協会(ISM)の9月の製造業景況指数に左右されることになりそうだ。もし、ISM指数が米景気の回復を示唆するような内容となれば、外国為替市場で円安・ドル高が進行し、日本の株式市場にとってプラス要因となり、買い継続となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうの東証1部の売買代金は、1兆6279億円にとどまり、9月6日以来の低水準にとどまった。これまで足かせとなっていたドイツ銀に対する過度な経営不安がひとまず払拭され、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅反発したのに加え、きょうから名実ともに下期入りという日にもかかわらず、投資家の買い意欲は盛り上がりに欠けている。この際、きょうからスタートするノーベル賞発表で日本人受賞者が出て、株式相場の刺激材料になって欲しいものだ」との見方が出ていた。

 3日の東京株式市場は、リスク回避ムードが後退して終始買い優勢の展開だったが、市場エネルギー不足のなかで日経平均株価は上値の重い動きとなった。終値は前週末比148円83銭高の1万6598円67銭と反発した。

 日程面では、9月の消費動向調査、9月のマネタリーベース、9月短観「企業の物価見通し」、「投資の日」20周年記念イベント、シーテックジャパン2016開幕(7日まで)に注目。海外では。米副大統領のテレビ討論会、米グーグルが新型スマホなど新製品の発表会、ノーベル物理学賞発表が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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