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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):スターツ、青森銀、しまむら

スターツ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スターツ <8850>  1,847円  +23 円 (+1.3%)  本日終値
 スターツコーポレーション<8850>が4日続伸。いちよし経済研究所が23日付で投資判断を新規に「A」とし、フェアバリューを2500円に設定したことが好材料視されている。「ピタットハウス」を拠点とする賃貸住宅などの管理にかかる安定収益が着実に拡大しているほか、成長基盤である賃貸住宅などの建設事業の受注が順調に推移し中期的な成長が継続する見通しと評価。また、千桜タワー、新浦安プロジェクトなど大型開発物件の竣工で、近い将来に業容のさらなる拡大も期待されるとしている。なお、同研究所では、17年3月期営業利益を185億円から190億円(会社予想185億円)へ、18年3月期を同190億円から195億円へ引き上げており、中期的な収益水準の上昇で増配の可能性が高いとしている。

■青森銀行 <8342>  337円  +4 円 (+1.2%)  本日終値
 青森銀行<8342>は堅調。同社は23日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。経常収益を442億円から458億円(前期比7.5%減)へ、経常利益を48億円から63億円(同34.7%減)へ、純利益を31億円から43億円(同25.6%減)へ上方修正した。銀行単体において、資金利益が当初予想を上回ることに加え、与信費用が当初見積もりに比べて減少する見込であることが要因。

■しまむら <8227>  12,390円  +80 円 (+0.7%)  本日終値
 しまむら<8227>は3日続伸。前週末23日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の売り上げ速報で、既存店売上高は前年同月比13.8%減と2カ月連続で前年実績を下回ったが、月次売り上げの低迷は織り込み済みとの見方が強い。全国的に気温が高く推移したことで夏物の処分が順調に進んだが、残暑が厳しく秋物の動き出しが鈍かったことが響いたという。

■イオン九州 <2653>  1,707円  +8 円 (+0.5%)  本日終値
 イオン九州<2653>が続伸。前週末23日の取引終了後に株主優待制度を拡充すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。200株以上2000株未満を保有する株主への「株主優待券」の贈呈枚数を保有株数に応じて25枚から50枚増やすとともに、特産品(巨峰・明太子)の贈呈を「ネットポイントまたはイオンギフトカード」に変更するという。なお、17年2月28日時点の株主から変更する。

■住友ベークライト <4203>  521円  +2 円 (+0.4%)  本日終値
 住友ベークライト<4203>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標株価を560円から630円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券によると、同社の実質営業利益は過去4年間で倍増しているが、この実績そのものが市場では過小評価されていると指摘。そのうえで、過去4年間の増益を支えた既存事業での地道な改善にはそろそろ限界が見えてきたが、固定費削減と半導体パッケージ基板用材料LαZ事業の拡大へとドライバーを交代させることでこれからも高成長の継続が可能と評価している。また、同証券では17年3月期営業利益予想を135億円から140億円(会社予想150億円)へ引き上げるとともに、18年3月期を同150億円から160億円へ上方修正している。

■TDK <6762>  6,740円  -450 円 (-6.3%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 TDK<6762>やアルプス電気<6770>、村田製作所<6981>など米アップル関連が軒並み安となっている。前週末23日の米株式市場で米アップル株が下落したことが売り材料視されている。米の一部報道で、アップルの最新スマートフォン「iPhone7」の販売台数について、前年投入された「6s」を下回る見込みであると報じられており、アップル株の下落はこれを受けてのこと。日本では直近の報道で「iPhone7」の出足好調が伝えられ、関連銘柄は軒並み高となっていただけに、売りに押される展開となっているようだ。

■リンテック <7966>  2,020円  -80 円 (-3.8%)  本日終値
 リンテック<7966>が続落。23日付でみずほ証券が投資判断は「買い」継続ながら目標株価を2800円から2700円へ引き下げた。スマートフォンの需要低迷による電子・光学関連の販売不振や円高の進行を主たる要因に17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の200億円(前期176億9200万円)に対して従来予想の194億円から185億円へ、18年3月期を211億円から202億円へ引き下げている。

■メガチップス <6875>  2,046円  -72 円 (-3.4%)  本日終値
 メガチップス<6875>は朝高後に値を消す展開。日証金が23日、メガチップス株について26日約定分から制度信用取引の新規売り、および買いの現引きに伴う貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表した。ただし、弁済繰り延べ期限の来た買いの現引きは除く。貸借取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、買い一巡後は売りが優勢となっている。

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