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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~アップル関連に関心が向かいやすい

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:アップル関連に関心が向かいやすい
■外資系証券の注文動向:差し引き550万株の売り越し
■前場の注目材料:ノムラシステムコーポレーションが上場




■アップル関連に関心が向かいやすい


16日の日本株市場は買い先行も、その後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場ではNYダウが177ドル高と反発に。原油相場の上昇のほか、小売売上高などが予想を下回り、これが利上げ観測の後退につながったようである。シカゴ225先物清算値は大阪比130円高の16390円だった。

原油高や米株高は好感されるものの、利上げ観測の後退によって円相場は1ドル101円80銭台で推移しており、手掛けづらさがある。また、連休を控えているほか、今週はみずほ証券で「Mizuho Investment Conference Tokyo」が開催されている。証券会社によるカンファレンス開催により、機関投資家の市場参加も限られているとも聞かれる。薄商いの中、短期的な需給に振らされやすいだろう。

物色としては、アップル関連に関心が向かいやすいだろう。「iPhone 7 plus」の初回出荷分が完売したと伝えられているほか、新色の「ジェットブラック」は超レアとも。また、任天堂の「ポケモンGO Plus」が発売される。ゲームショウではVRに関連する報道が相次いでおり、関連するテーマ株等の循環物色が中心になりそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き550万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1850万株、買い1300万株、差し引き550万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


9月09日(金):820万株の売り越し
9月12日(月):100万株の売り越し
9月13日(火):270万株の買い越し
9月14日(水):100万株の売り越し
9月15日(木):100万株の売り越し



■前場の注目材料

・ナスダックは上昇(5249.69、+75.92)
・NY原油は上昇(43.91、+0.33)
・NAND型フラッシュメモリー上昇、1年9ヵ月ぶり水準
・無料Wi-Fi 一度登録すれば全国的に利用可能へ
・「標的型メール」の攻撃 上半期としては最多に
・ノムラシステムコーポレーション<3940>が上場


☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・月例経済報告


<海外>
・中国、香港、韓国、台湾は休場

《WA》

 提供:フィスコ

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