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【市況】東京株式(寄り付き)=円安、原油高を背景に反発スタート

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場は売り買い交錯もやや買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比35円高の1万6994円と反発。

 前日のECB理事会では金融政策の現状維持を決定、これを受け追加緩和期待の後退から欧州株市場が総じて軟調に推移したほか、米国株市場でもNYダウが続落した。しかし、外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発し、足もとは1ドル=102円台前半まで円安方向に振れており、これが東京市場には輸出株中心に追い風要因となっている。原油市況が大幅続伸歩調にあることもリスクオンの流れに味方している。一方、今月は20~21日に日米で金融政策会合を控えていることに加え、週末要因も考慮して上値を買い進む動きは限定的との見方もある。きょうはメジャーSQ(株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数)算出日にあたり、全体商いは通常よりも膨らむ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種前後が高く、値上がり上位に鉱業、精密機器、医薬品、石油、証券など。値下がりでは電力ガス、陸運、その他製品、その他金融など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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