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【市況】今日の日経平均はこうなる~16850-17000円のレンジを想定

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

【小幅高となる】16850-17000円のレンジを想定=村瀬 智一


1日のNY市場は上昇。昨日の下落を受けた買い戻しに加えて、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され買いが先行。その後は、8月ISM製造業景況指数が節目となる50を下回ったほか、原油安が嫌気され下落に転じる場面もみられた。ただし、明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて僅かに上昇した。ダウ平均は18.42ドル高の18419.30、ナスダックは13.99ポイント高の5227.21。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の16955円。

シカゴ日経225先物清算値にさや寄せする格好から、前日終値水準からの底堅い展開になりそうだ。その後は昨日同様、こう着感の強い相場展開になりそうだ。ナイトセッションでは17000円に乗せる場面もみられたが、雇用統計待ちになりそうだ。

価格帯別出来高では商いの積み上がっている16600-16800円のレンジは突破してきているほか、16800-17000円辺りも若干多いものの、16600-16800円レベルの半分程度である。さらに17000円から上の出来高は薄く、突破となればトレンドが強まる可能性はある。ただ、週足の一目均衡表では雲下限が16945円辺りに位置しており、これが上値抵抗として意識される。16945円から17910円辺りまでの厚い雲であり、これを捉えるには材料不足であろう。まずは雲下限レベルでの攻防をみせつつ、雇用統計明けでの突破を意識したスタンスになりそうだ。16850-17000円。

《WA》

 提供:フィスコ

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