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【市況】東京株式(前引け)=続落、見送り姿勢も前場終盤に下げ渋る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 26日前引けの日経平均株価は前日比107円95銭安の1万6448円00銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は6億4323万株、売買代金概算は7619億6000万円。値上がり銘柄数は430、対して値下がり銘柄数は1406、変わらずは131銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株式市場が総じて軟調だったこともあって主力株中心に買いが手控えられた。日本時間今晩に予定されるイエレンFRB議長のジャクソンホール経済シンポジウムでの講演を前に、薄商いのなかで持ち高調整の売りなどが重荷となって前日に続き下値模索の展開に。日経平均株価は一時180円強の下げで1万6400円台を割り込む場面もあった。ただ、日銀のETF買いへの思惑から下値では押し目買いや買い戻しが入り、前場終盤になって下げ渋っている。売買代金は8000億円を下回るなど低調が続いている。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が軟調、セブン&アイ・ホールディングス<3382>、ニトリホールディングス<9843>なども値を下げた。ダイキン工業<6367>、ブイ・テクノロジー<7717>なども安い。5~7月期の決算が低調だったアインホールディングス<9627>は急落。TBSホールディングス<9401>、アイフル<8515>などの下げも顕著。半面、新日鉄住金<5401>など鉄鋼株や大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>など非鉄株の上昇が目立っている。花王<4452>、信越化学工業<4063>も高い。ピーシーデポコーポレーション<7618>は6日ぶりに反発。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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