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【市況】米国株見通し:需給状況は良好か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2183.25(+1.50) (19:05現在)
ナスダック100先物 4801.75(+1.75) (19:05現在)

19:05時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きにに推移している。

11日の米株式市場は上昇。朝方発表された主要小売企業の決算内容が好感され、買いが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、原油相場が上昇したことも好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均は117.86ドル高の18613.52、ナスダックは23.81ポイント高の5228.40。

S&P500、ナスダックに続いて、NYダウも最高値を更新しており、需給状況は良好であろう。グローベックスの米株先物はNYダウで10ドル高程度と小動きに推移している。欧州は高安まちまちであるが、英国市場では原油相場の上昇を背景に石油株などが堅調に推移している。また、ドイツの4-6月期の経済成長は予想ほどには減速しなかったほか、ユーロ圏の4-6月期成長率は予想通りに低下しており、方向感が掴みづらい状況。

また、中国の経済指標が予想を下回る内容だったが、上海、ハンセンいずれもしっかりであり、こちらも材料視されにくいだろう。本日発表の米経済指標では、小売売上高(7月)、生産者物価指数(7月)、企業在庫(6月)、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(8月)が予定されている。前月からはいずれも低下が予想されているが、底堅さが示されるようだと、連日の最高値更新といった流れに向かわせよう。

《KK》

 提供:フィスコ

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