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【市況】11時時点の日経平均は大幅反発、DOWAやパイオニアは10%超の上昇

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

11時00分現在の日経平均株価は16593.70円(前週末比339.25円高)で推移している。注目された米7月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回る伸びとなり、前週末5日のNYダウは191ドル高、S&P500指数とナスダック総合指数は史上最高値を更新した。日経平均もこうした流れから207円高でスタートすると、一時16612.13円(同357.68円高)まで上昇する場面があった。引き続き日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの思惑も相場の押し上げ要因となっている。

個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>が5%前後の上昇となっているほか、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>などが堅調。第一生命<8750>が8%高となるなど金融株の上げ目立つ。前週末に第1四半期決算を発表したSMC<6273>は7%超の上昇。DOWA<5714>やパイオニア<6773>は上昇率が2ケタに上る。また、WDB<2475>、マイクロニクス<6871>、高砂熱学<1969>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、NTTドコモ<9437>、NTT<9432>、花王<4452>、KDDI<9433>など内需・ディフェンシブ関連株の一角が軟調。大成建<1801>は5%近い下げ。業績予想の下方修正や金融支援要請との報道が伝わったJDI<6740>も売られている。また、ウェルネット<2428>、ワコム<6727>、ウィルグループ<6089>などが東証1部下落率上位となっており、「オプジーボ」の治験失敗と伝わった小野薬<4528>はストップ安売り気配が続いている。

《HK》

 提供:フィスコ

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