市場ニュース

戻る
 

【市況】8日の株式相場見通し=米株式市場の堅調と円安進行を好感し買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 8日東京株式市場は、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅反発したのに加え、米利上げ観測の強まりに伴い外国為替市場で、円安・ドル高が進行したことから買いが先行することになりそうだ。8日早朝の東京外国株式市場では、1ドル=102円20銭台での推移となっている。

 5日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比191.48ドル高の1万8543.53ドルと大幅反発し、7月22日以来約2週間ぶりの高値水準となった。5日に発表された米7月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比25万5000人増と市場予想(18万人程度の増加)を大きく上回ったことから、米景気の先行きに対する楽観的な見方が浮上して買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比54.873ポイント高の5221.121と3日続伸し、2015年7月以来、約1年ぶりに過去最高値を更新した。

 日程面では、6月の国際収支、7月の景気ウォッチャー調査、7月28~29日開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」、中国7月の貿易収支に注目が集まる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均