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【市況】今週の【マザーズ市場】8月1~5日『日経平均や大型株に関心向かう』

そーせい <日足> 「株探」多機能チャートより

【指数は続伸、バイオ株が買われる、ヨシムラフードやエナリスは急伸】1日(月)

■概況■939.26、+18.86
1日(月)のマザーズ市場では、SOSEI<4565>などのバイオ株を中心に買い優勢となり、マザーズ指数をけん引する形となった。前週までマザーズは売買低迷が続いていたが、日本銀行・金融政策決定会合を通過したことや、東証1部銘柄を中心とした「Pokemon GO」関連物色が一巡したことで、本日はマザーズ銘柄に物色が向かったようだ。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で723.73億円と依然盛り上がりに欠ける。騰落数は、値上がり:109銘柄、値下がり:107銘柄、変わらず:7銘柄。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEIや、ミクシィ<2121>、グリーンペプ<4594>、フリークアウト<6094>、サイバーダイン<7779>などが上昇。欧州特許査定のリリースを公表したナノキャリア<4571>は後場急伸。また、惣菜・食肉加工品会社の子会社化を発表したヨシムラフード<2884>、経産省のバーチャルパワープラント構築実証事業に採択されたエナリス<6079>に加え、アライドアーキ<6081>、Jリース<7187>が10%を超える大幅上昇となった。一方、ブランジスタ<6176>、リファインバス<6531>、ADWAYS<2489>などが軟調で、CRI・MW<3698>も小安い。また、ネットイヤー<3622>は第1四半期決算を受けて12%近い下げとなった。


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【指数は3日続伸、SOSEIなどに資金流入続く、ショーケースはストップ高】2日(火)

■概況■958.03、+18.77
2日(火)のマザーズ市場では、SOSEI<4565>を中心に資金流入が継続し、マザーズ指数は堅調に推移した。個別材料や政策期待の高まりを受けた物色が見られたほか、ここまで調整が続き出遅れ感のあった銘柄にも買いが向かった。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で789.49億円となお水準は高くないが、前日より増加した。騰落数は、値上がり:140銘柄、値下がり:73銘柄、変わらず:9銘柄。マザーズ指数は25日線近辺まで戻りを試す展開だった。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEIが終値で5%高。ミクシィ<2121>、グリーンペプ<4594>、サイバーダイン<7779>、JIG?SAW<3914>といったその他売買代金上位も全般上昇した。業績予想の上方修正や市場変更に向けた立会外分売実施を発表したEG<6050>が大幅続伸したほか、ブランジスタ<6176>、エクストリーム<6033>、グローバルW<3936>、ロゼッタ<6182>、エンバイオHD<6092>も10%超上昇した。また、新たな特許取得を発表したショーケース<3909>はストップ高で取引を終えた。一方、フリークアウト<6094>、UNITED<2497>、じげん<3679>、インベスターC<1435>などは利益確定売りに押され下落した。


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【指数は4日ぶり大幅反落、地合い悪化に連れ利益確定へ、SOSEIなど急落】3日(水)

■概況■925.35、-32.68
3日(水)のマザーズ市場は、相場全体の地合い悪化に連れて目先の利益を確定する動きが広がった。前日まで幕間つなぎ的にSOSEI<4565>などのマザーズ銘柄に資金が流入し、マザーズ指数は比較的強い動きを見せていたが、25日線水準で物色一巡感も意識されたようだ。個別材料株の一角に物色が向かったほか、商いの薄い銘柄が散発的に買われたが、資金の逃げ足は速かった。なお、マザーズ指数は4日ぶり大幅反落、売買代金は概算で931.54億円。騰落数は、値上がり:31銘柄、値下がり:187銘柄、変わらず:6銘柄。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金上位のSOSEIやブランジスタ<6176>、直近IPO銘柄のリファインバス<6531>が9%超の下落となった。グリーンペプ<4594>も下げが目立った。ショーケース<3909>は業績予想の上方修正を発表して朝方買われたが、前日ストップ高となっていただけに利益確定売りに押された。また、ミクシィ<2121>が小安いほか、EG<6050>、JIG?SAW<3914>、ナノキャリア<4571>などが下落した。一方、サイバーダイン<7779>やVEGA<3542>はしっかり。フリークアウト<6094>など好業績銘柄を買い直す動きも見られた。また、ブロックチェーン分野での提携を発表したアイビーシー<3920>や、一部証券会社の新規高評価が観測された農業総合研究所<3541>が急伸した。


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【指数は続落、日経平均や大型株に関心向かう、EGはストップ高で高値更新】4日(木)

■概況■922.74、-2.61
4日(木)のマザーズ市場では、前日にSOSEI<4565>などの主力株を中心に大きく下落したことを受けて、反発狙いの買いが先行した。しかし、買いは続かずマザーズ指数は前場にマイナスへと転じた。日本銀行の上場投資信託(ETF)買いへの思惑から日経平均は後場切り返したが、同指数や主力大型株に関心が向かったことから、マザーズ指数は軟調な展開が続いた。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で723.74億円。騰落数は、値上がり:97銘柄、値下がり:116銘柄、変わらず:8銘柄。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEIやブランジスタ<6176>、じげん<3679>などが下落。ミクシィ<2121>やグリーンペプ<4594>は小安い。また、ブロックチェーン分野での提携を受けて前日急伸したアイビーシー<3920>が利益確定売りに押され、モブキャス<3664>、インベスターC<1435>などとともにマザーズ下落率上位となった。一方、EG<6050>はストップ高まで買われ上場来高値を更新。好業績を評価する動きや東証1部への昇格期待が継続した。信用規制解除や一部メディアの特集記事が追い風となったモバファク<3912>も一時ストップ高を付けたほか、beaconインフラサービスの3bitterへ出資すると発表したUNITED<2497>は大幅反発となった。その他、サイバーダイン<7779>、農業総合研究所<3541>、フリークアウト<6094>などが上昇した。


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【指数は続落、上値追いの動きは限定的で売買代金も減少へ】5日(金)

■概況■917.29、-5.45
5日(金)のマザーズ市場は、日経平均と比較して伸び悩んだ前日の反動も期待され、朝方は買い先行の動きが優勢となった。ただ、上値追いの動きは限定的となり、日経平均の伸び悩みにつれて、その後は失速する展開となる。結局、マザーズ指数は前場中頃からマイナス圏に沈み、後場は安値圏で狭いレンジでのもみ合いが続いた。米雇用統計を控えた週末とあって、短期資金も換金売りが優勢になったとみられる。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で594.97億円、今年3番目の低水準に。騰落数は、値上がり:71銘柄、値下がり:142銘柄、変わらず:8銘柄。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>や引け後に決算発表を控えたミクシィ<2121>などが堅調。その他の売買代金上位銘柄では、前日に急伸したEG<6050>が反落、前日に上昇した農業総合研究所<3541>、フリークアウト<6094>、モバファク<3912>などは大幅反落。サイバーダイン<7779>もさえない。一方、アンジェス<4563>、モブキャス<3664>などは堅調。ほか、政府が特区で短期向けにも民泊解禁の方針と報じられたことで、アンビション<3300>、トレンダーズ<6069>などの民泊関連が人気。BEENOS<3328>は子会社のデファクトスタンダード<3545>上場が期待材料に。


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《TM》

 提供:フィスコ

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