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【市況】NY株式:ダウは191ドル高、雇用統計を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

5日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は191.48ドル高の18543.53、ナスダックは54.87ポイント高の5221.12で取引を終了した。7月雇用統計で、非農業部門雇用者数が25.5万人増と先月に引き続き予想を大幅に上回る内容となったことが好感され、買いが先行。良好な雇用情勢を受けて追加利上げ観測が拡大したものの、株価への影響は限定的となり、終日堅調推移となった。S&P500指数とナスダック総合指数は、史上最高値を更新した。セクター別では、銀行や各種金融が上昇する一方で公益事業や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)は癌免疫治療薬「オプジーボ」の単剤療法の臨床試験が失敗したことが報じられ、大幅下落。一方で、競合薬を手掛けるメルク(MRK)は上昇。食品のクラフト・ハインツ(KHC)は決算内容が予想を上振れ、堅調推移。革製品のコーチ(COH)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。

本日の雇用統計を受け、FF金利の先物取引から算出される利上げ確率は9月まで28%、11月まで28%、12月まで48%、16年2月まで48%(5日時点)と年内利上げの可能性が高まった。


Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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