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【市況】4日の米国市場ダイジェスト:ダウは2ドル安、雇用統計を控えて小動き

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■NY株式:ダウは2ドル安、雇用統計を控えて小動き

NYダウ       ナスダック
終値 :18352.05  終値 :5166.25
前日比:-2.95    前日比:+6.51
始値 :18351.43  始値 :5158.02
高値 :18397.87  高値 :5174.00
安値 :18325.17  安値 :5145.39

4日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は2.95ドル安の18352.05、ナスダックは6.51ポイント高の5166.25で取引を終了した。英中央銀行(BOE)の政策金利引き下げを受けて、欧州株が全面高となり買いが先行。7月の製造業や耐久財受注がマイナス成長となり、一時弱含む場面もあったが、明日の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から買戻しが入り、前日終値を挟んで揉みあう展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で保険やメディアが下落した。

モバイル決済のスクエア(SQ)は通期の売上高見通しを引き上げ、大幅上昇。深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)は決算内容が予想を上振れ、堅調推移。食品メーカーのケロッグ(K)は通期の1株利益見通しを上方修正し、買われた。一方で、旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、決算内容が嫌気され下落した。

明日の雇用統計では、非農業雇用者数が前月比18万人増、失業率は4.8%増と前月から小幅改善が予想されている。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:英中銀の緩和措置を受けてポンド急落

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円28銭から101円00銭まで下落後、101円22銭で引けた。ポンド・円絡みの円買い、米国債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となったものの、米雇用統計発表を控えて小動きに終始した。

ユーロ・ドルは、1.1149ドルへ上昇後、1.1122ドルへ下落し1.1130ドルで引けた。ユーロ・ポンド絡みのユーロ買いが優勢となったのち、根強いユーロ圏の金利先安感に伴うユーロ売りによって上値も限定的となった。ユーロ・円は、112円86銭から112円50銭へ下落。
ポンド・ドルは、1.3183ドルから1.3103ドルまで下落した。英国中央銀行(BOE)は7年ぶりの利下げに踏み切ったほか、予想外に資産購入枠も拡大する異例の緩和策を発表。また、カーニーBOE総裁が追加緩和の可能性を示唆したため、ポンド売りは継続した。

ドル・スイスは、0.9723フランから0.9742フランへ上昇した。


■NY原油:続伸で41.93ドル、英国でのストライキ発生報道で買戻し進む

NY原油は続伸(NYMEX原油9月限終値:41.93↑1.10)。米調査会社ジェンスケープによる統計で、WTIの現物引渡し地点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が減少と伝わったことから、需給バランスの引き締まりが材料視された。また、英国でロイヤル・ダッチ・シェルでストライキ勃発と報じられたも加わり、買戻し優勢の地合いとなった。東京時間5日の1時57分には一時42.08ドルまで上昇している。

日足チャートでは、200日移動平均線レベルでの攻防を迎えている。心理的な節目である40ドルを一時割り込んだが、足元やや反発。溜まった売りポジションの調整か。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  14.48ドル +0.000ドル(+0.00%)
モルガン・スタンレー(MS) 28.28ドル -0.140ドル(-0.49%)
ゴールドマン・サックス(GS)158.05ドル -0.290ドル(-0.18%)
インテル(INTC)      34.58ドル +0.330ドル(+0.96%)
アップル(AAPL)      105.87ドル +0.650ドル(+0.62%)
アルファベット(GOOG)   797.25ドル -1.670ドル(-0.21%)
フェイスブック(FB)    124.36ドル +1.850ドル(+1.51%)
キャタピラー(CAT)     81.77ドル -0.180ドル(-0.22%)
アルコア(AA)       10.40ドル -0.005ドル(-0.05%)
ウォルマート(WMT)     73.30ドル +0.360ドル(+0.49%)
スプリント(S)       6.22ドル +0.130ドル(+2.13%)

《NO》

 提供:フィスコ

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