【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ニコン、クルーズ、バンナムＨＤ (4日大引け後 発表分)

※決算発表の集中期間(7月25日～8月12日)は、『決算特報』を毎日3本配信する予定です。

　１．★本日の【サプライズ決算】 速報　　＜16時＞に配信
　２．★本日の【サプライズ決算】 続報　　＜18時＞に配信
　３．★本日の【イチオシ決算】 　　　　　＜21時＞に配信
ご注目ください。なお、配信時間は多少前後します。

　4日引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ニコン <7731> 　　★上期経常を19％上方修正、未定だった上期配当は4円増配
　◆17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の170億円に急拡大して着地。中国向けに中小型パネル用FPD露光装置の販売が大きく伸びたことが寄与。デジタルカメラ市場の縮小や円高、熊本地震の影響を吸収し大幅増益を達成した。
　　業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の210億円→250億円に19.0％上方修正。増益率が3.6％増→23.3％増に拡大する見通しとなった。併せて、従来未定としていた今期の上期配当を12円(前年同期は8円)実施する方針とした。

　クルーズ <2138> [ＪＱ]　　★4-6月期(1Q)経常は4.7倍増益
　◆17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.7倍の7.8億円に急拡大して着地。テレビCM効果などが奏功し、スマートフォン向けゲーム「エレメンタルストーリー」の課金収入が大きく伸びたことが寄与。衣料品通販サイト「ショップリスト」の利用者が拡大したコマース事業の黒字転換も増益に大きく貢献した。

　あすか薬 <4514> 　　★4-6月期(1Q)経常は62％増益・上期計画を超過
　◆17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比62.3％増の5.9億円に拡大して着地。血圧降下剤や抗がん剤の後発医薬品の販売好調に加え、昨年10月に承継した抗甲状腺薬の売上増加が寄与した。販管費が減少したことも利益拡大につながった。
　　上期計画の3.5億円を既に69.7％も上回っており、業績上振れが期待される。

　ＭＣＪ <6670> [東証２]　　★4-6月期(1Q)経常は82％増益
　◆17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比82.3％増の21.1億円に拡大して着地。テレビCM効果で主力のパソコンの販売が大きく伸びたことが寄与。欧州向けモニターも好調だった。利益率の高い製品の売上増加に加え、小売店の不採算店舗撤退も大幅増益に貢献した。
　　上期計画の25.3億円に対する進捗率は83.3％に達しており、業績上振れが期待される。

　エフテック <7212> 　　★4-6月期(1Q)経常は3.9倍増益
　◆17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.9倍の17.5億円に急拡大して着地。主要取引先のホンダ向けを中心に国内や中国で自動車部品の販売が大きく伸びたことが寄与。堅調な自動車販売が続く北米事業は円高の影響で減収だったものの、メキシコ工場の本格稼働による生産性向上で増益を確保した。
　　上期計画の24億円に対する進捗率は73.3％に達しており、業績上振れが期待される。

　バンナムＨＤ <7832> 　　★上期経常を36％上方修正
　◆17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比22.2％増の229億円に伸びて着地。スマートフォン向けゲームの主力タイトルの好調継続に加え、欧米で家庭用ゲームの販売が伸びたことが寄与。人気アニメのライセンス収入の増加なども大幅増益に貢献した。
　　業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の235億円→320億円に36.2％上方修正。減益率が29.2％減→3.7％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース